「タイ仏教入門」(石井米雄著・めこん)を久々に読み直しているのだが、第1章の初めに「はじめてタイ国を旅行する人がいたら、わたくしは、まず、早起きをおすすめしたい。日中にはたちまち三十七、八度にはねあがるバンコクの暑さも、日の出のころには朝風がさわやかに吹いて、つかのまの清涼を味わうことができる」とある。
この本の初版は1991年8月10日、それから24年たった現在、日本各地が毎日、40度近い熱帯並みの気温に悩まされることになろうとは。
温暖化で台風も多い。先月、台湾に行かせて頂いた時も、3つの台風が同時に発生していて、自分の帰国便以外は、前後の飛行機が全て欠航していたのだが、ご承知の方もあるだろうけれど、台湾のテレビは画面いっぱいにたくさんの字幕が出ていて、なまじ漢字の読める日本人としては、「最悪」「暴風」「脅威」などといった怖ろしい文字ばかりが目に入るので、わりと不安になる。
昔、よそのお寺で、「夏はいや 冬はいやだと 年を取り」という法語を目にして感心した覚えがあるが、異常気象が日常となった昨今、少々の心構えをしていたくらいでは、なかなか対処も大変だ。
猛暑の中、皆さまもご自愛下さいませ。
合掌

※出発前の先月の天気図です。
※ホームページ「アジアのお坊さん」本編も是非ご覧ください!!
※お知らせ※
タイの高僧プッタタート比丘の著作の
三橋ヴィプラティッサ比丘による日本語訳CD、
アーナパーナサティ瞑想の解説書「観息正念」、
アーナパーナサティ瞑想の解説書「観息正念」、
並びに仏教の要諦の解説書「仏教人生読本」を入手ご希望の方は
タイ プッタタート比丘 「仏教人生読本」「観息正念」改訂CDーR版 頒布のお知らせをご参照下さい。
タイ プッタタート比丘 「仏教人生読本」「観息正念」改訂CDーR版 頒布のお知らせをご参照下さい。