「インドシナの仏教」のこと | アジアのお坊さん 番外編

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旅とアジアと仏教の三題噺

               
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サンガジャパンVol.18「インドシナの仏教」を、読ませて頂いた。

2000年代以降、テーラワーダ仏教の瞑想や修行に関する布教も、或いは東南アジア仏教の学術的な研究も、日本でずいぶんと盛んになって来たところで、瞑想修行に関する方面に強い出版社のサンガの総合誌である「サンガジャパン」で、インドシナ仏教に特化した特集が組まれたことは、大変に興味深い。

例えば、カンボジア仏教に関してなら、マハ・ゴサナンダ師の「微笑みの祈り」という名著が、1997年に春秋社から出ているが、今回の「インドシナの仏教」では、「微笑みの祈り」の共訳者の一人でもある馬籠久美子氏が、マハ・ゴサナンダ師の跡を継ぐ、現在のカンボジア人僧侶の言葉や、現在のカンボジア仏教の状況について紹介しておられるのを見ても分かるように、この本は東南アジア仏教の2014年今現在の姿を伝えてくれる、とても貴重な本だ。

タイを訪ねたスマナサーラ師が、ワット・パー・スカトー寺院でプラユキ・ナラテボー師と並ぶツーショットの口絵写真を始めとする、巻頭のグラビアページも楽しい。

 
※画像は出版社「サンガ」のホームページから取らせて頂きました。
 
 
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