天神道中 | アジアのお坊さん 番外編

アジアのお坊さん 番外編

旅とアジアと仏教の三題噺

 菅原道真が太宰府に左遷された時の道筋に、ゆかりの史跡や神社仏閣が残されている。
 
 私はお坊さんになる前の10代の頃、大阪の伝説に興味を持って伝説地を巡っている時に、各所に天神さんゆかりの場所があるのに気づき、ああ、これらは天神さんが淀川を舟で通って流された跡地なのだなあと思ったものだ。
 
 淀川のほとりにある守口市の佐太天神、ここのお隣の来迎寺というお寺に幽霊の足跡を印した掛け軸があるということで、お寺拝観の折り、この神社も同時に参拝した。
 
 或いはJR環状線の駅名にもなっている福島、昔、餓鬼島と呼ばれていたこの地を、道真公が通った時に、縁起の良い名前に改めたのだという伝説がある。
 
 謡曲にもなった木槵樹伝説で名高い道真の伯母ゆかりの河内の道明寺、ここは淀川沿いからだいぶと外れているが、道真は左遷の途中にも最後に立ち寄ったのだそうで、だとすると、左遷だから流罪と違って当然なのかも知れないが、ずいぶん自由な行動が許されていたものだ。
 
 インターネットで調べてみると、道真が左遷されるまでの事跡と、左遷された後のことは出ているのに、その道中のことが出て来ない。そんなものかなあと思っていたら、見つけた、見つけた、とても良いサイトを。
 
 個人の方のホームページらしいのだが、京都や大阪の天神さんゆかりの地や左遷道中の伝説などを、地図と記事で網羅してあり、申し分なく素晴らしい。
 
 こんなホームページが既にあるのなら、私がこの記事を書かなくても良いくらいなのだが、その方のサイトを紹介するために、敢えて書かせて頂くことにした。
 
 今回はその中の、天神さんの道中の地図が載っているページにリンクさせて頂いたのだけれど、その他、大阪の史跡めぐりや寺社巡礼の記事も充実させておられるので、是非、皆さま、トップ画面からご参照くださいませ。
 
 
 
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