周利槃特長老の画像 決定版 | アジアのお坊さん 番外編

アジアのお坊さん 番外編

旅とアジアと仏教の三題噺

 仏弟子中、最も愚鈍とされた周利槃特(しゅりはんどく)が、ただひたすら掃除を続けて悟りを開いたお話は有名で、仏教書やお坊さんの法話にもよく登場しますし、ブログでこのエピソードについて書いておられる方も、枚挙に暇がありません。
 
 かく言う私も再三、周利槃特すなわちチューラパンタカ長老については書かせて頂きましたし、この話のテーマは、のろまに見える人ほど、本当は心が純粋で神や仏に近いのだということよりも、人の心が調うスピードは、人によってまちまちだ、という所にあるのではないかということも、前に述べました。
 
 パーリ語の初期仏典(テーラガーター・邦訳は「仏弟子の告白」岩波文庫)で、周利槃特がブッダから渡された掃除道具は、一枚の布ですが、漢訳仏典(増一阿含経など)では箒(ホウキ)とされ、日本では箒を持った周利槃特長老の姿の方が一般的です。
 
 さて、現代台湾における巨大仏教宗派、佛光山が出している「佛光山佛陀記念館 児童叢書系列 1」という絵本が、この周利槃特長老の故事を描いているのですが、大変素晴らしく、このエピソードの核心を、見事に表現した内容になっています。
 
 おそらく周利槃特長老を描いた絵画としては、現在の時点で最も優れた作品ではないかと思いますので、以下にその何ページかを紹介させて頂きます。是非ご堪能くださいませ。
 
 
                   
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 本当は全ページを見て頂きたいのですが、皆さま、台湾に行かれたら、どうか佛光山で、この絵本をお探しになってみて下さい。
 
 
ホームページ「アジアのお坊さん」本編も是非ご覧ください!!
 
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