夜間ライトアップするお寺が減って来た本当の理由 | アジアのお坊さん 番外編

アジアのお坊さん 番外編

旅とアジアと仏教の三題噺

 冬の夜間にライトアップで人集めするお寺が多いけれど、一見、エコに寄り添うように見えて、実際はエネルギーの無駄遣い、何も余計なことをしない方がよっぽどエコではないかいなということを、何年も前から言い続けている。あれこれ、いろんな理屈を並べる前に、お坊さんの方がもっとライトダウンするべきでは?

 と思っていたら、ライトアップを取りやめる寺院が増えているという新聞記事が載っていた。やれやれと思ってよく読むと、残念ながら以下のような事情らしい。

・お陰さまで昼間の拝観者が増えたので、もう目的は達したから。
・職員の勤務時間が長くなり、全体が疲れ切ってしまったから。
・長年に渡って光を当てたために、木が弱って来たから。
・ライトアップ寺院があまりに増えすぎ、大してインパクトを与えられなくなってしまったから。

 以上、簡略ながら、ご報告でした。

                                おしまい。

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