比叡山での行中にご縁のあった宮下亮善師は、私が横浜善光寺留学僧としてタイへ渡る時にも保証人になって下さったお坊さんで、天台宗寺院の少ない鹿児島県での師の布教活動は、宗派からも高く評価されている。
宮下師は「ミンガラーバー地涌(じゆう)の会」の代表として、ミャンマーの教育支援にも力を入れ、ミャンマー各地に学校を建てる活動もされていたが、今年、同会が第11回アジア貢献賞を受賞されたとのこと。
仏教の利他の精神に基づいて、アジアに学校を建てている個人や団体はたくさんあるが、同会の特徴は、まったく無条件に援助をするのではなく、現地の自助努力を促すためのノウハウを確立しようと試みている点にある。海外援助やアジアでのボランティア活動に関心のある方には興味深い方針だと思いますので、是非検索してみて下さい。
まずはこの度のご受賞を、心よりお慶び申し上げます。
合掌。
合掌。