🎬『ミッション:インポッシブル』 (1996)
MISSION:IMPOSSIBLE
ボクはこのシリーズ第一作が好きじゃなかったので
映画館で観て以来観てませんでしたが、
七作目の『デッドレコニング』にこの一作目のキャラクターが出てて、
八作目で最終作とも言われている『ファイナル・レコニング』の公開が近づいてきたので
その前に復習しました。
『デッドレコニング』に出てきたキトリッジは本作では大きな役回りで、
『デッド~』を観ていて全く思い出さなかったボクが
いかに本作を記憶から抹消していたかを実感しました(笑)
体感的には二十年くらい前の作品かと思ってましたが、
すでに三十年近く前の作品になっててビックリ(^^;
そりゃビックリするくらいトムも若いわww
【ネタバレ】
まぁ結果的にはやはり好きにはなれない作品ですが、
初見の時よりは楽しめた気もします。
上映時間が1時間50分というのがまずイイ!
今となってはアクション大作で2時間未満なんてまずないイメージやし、
シリーズを重ねるごとに長くなりがち。
ほどよい時間にまとめてる分、
見せ場も 冒頭・中盤・クライマックスと
3つにまとまってて観やすい印象。
ただ ストーリーは分かりづらくて
ボクが嫌いな裏切りパターンが二重になってる感じでややこしい(少なくともボクには)。
いくら三十年近く振りに観たとはいっても
ジョン・ヴォイトとジャン・レノが悪役やったことくらい覚えてるから、
それを分かって観たら更につまらない感はありました。
CIAに侵入してデータを盗み出すところは
テーマ曲がかかるタイミングもバッチリで♪
いわゆるチームプレーの『スパイ大作戦』らしくて盛り上がるし
ここは今観てもシリーズ屈指の名シークエンスやと思いました!
ただし、意外に安直に成功するよな(笑)
あと ネズミってのも‥ww
チームプレーとしての面白さが出てきたのは『Ⅲ』からやと思うし、
『Ⅱ』なんか完全にトムのオレ様映画になってたからw
『Ⅰ』と『Ⅱ』が今の時代に公開されてたら
‘オリジナルと違う’と批判されてた気がしますね。
まだ大らかな時代に公開されててよかったですね(笑)
ボクがこの一作目で一番気に入らなかったのは
アクションが盛り上がらないんですよ。
特に肝心のクライマックスは特撮バリバリでちっともスリルを感じない。
その点、四作目以降のトムは命懸けのスタントを見せてくれるから
だんだん面白くなった稀有なアクションシリーズな気がします。
一番好きなのは『Ⅳ』やけどね^^
エマニュエル・べアールの起用も
『Ⅳ』でレア・セドゥを抜擢したトムらしいところです^^
そういえばエミリア・エステベス出てたこと忘れてたけど
あんなアッサリ殺すなんて‥。
シリーズ全作登場のヴィング・レイムスは最初からイイ味だしてたんやと納得^^
悪口ばっかで申し訳ないですが(^^;
本作最大のガッカリポイントは
80年代から大好きやったブライアン・デ・パルマ監督の良さが感じられないところ。
先に書いたCIAのところはセンスを感じましたが、
デ・パルマ監督はアクション向きの監督じゃない気がしましたね。
なんか 大作で雇われ仕事をしたようにボクには見えてしまいました。
文句メインになってしまいましたが<(_ _)>
初見の時よりは楽しめたし、
オチ分かってても眠くならなかっただけで充分ですよ(笑)
本作を観て実感しましたね。
“アクション映画は2時間未満であれ!!”とw
でも、シリーズ最長の『デッドレコニング』の方が断然面白いです(笑)