🎬『007 ユア・アイズ・オンリー』NO.21
FOR YOUR EYES ONLY (1981)
いよいよクライマックスのアクションですが
ここも派手さはありません。
前作・前々作は巨大なセットでクライマックスのドンパチをやってたから
なおさら地味さが際立ちますが(^^ゞ
実はボクは 巨大な基地でのドンパチアクションは別に好きではないので、
本作の雰囲気は嫌いじゃないというか、
本作の作品のカラーに合った締めの見せ場になってて良かったと思います。
こういうミニチュアワーク好きですね^^
下っぱもイケメンw
ここで音がほぼ出ないボウガンが活きるのが素晴らしい!
メリナはボウガンを持ってるイメージが強烈やったからこそ
その美しさだけではなく、芯のあるキャラクターとして記憶に強く残るキャラクターになり得たと思います。
優しさもあるのがメリナのいいところ^^
あくまでも女性としてのエレガントさを失わないことが
ボンドガールの必須条件かと思います。
ここでビビとコーチとの絆がさりげなく描かれるのもいいです。
細かいシーンがきっちりラストにつながっていきます。
あくまでもソワソワしてるクリスタトスw
ここも見事な撮影です!
この流れいいですよね(笑)
コーチはボンドのことを良くは思ってなかったはずですが、
ここで自然に協力する流れもいいですね。
むやみに敵一味を殺さないやり方にも
コロンボのキャラの良さが出てます。
このコンビは相性良かったですね♫
女のコに手を上げる最低ぶりもクリスタトスらしい。
大物感はないけど嫌な奴感が強いのは
悪玉としていいというか、
考えたら、ボンド映画の悪玉って余裕があって洒落っ気があることもあるから、
実は嫌な奴感ではクリスタトスは上位にくるかもしれません^^
セット感丸出しですがw
メテオラの僧院をクライマックスの舞台にしたのが良かったです!
最後までギリシャの名所でストーリーを展開させたことで、
本作は観光映画としての魅力がシリーズでも随一になったと思います!
ビビちゃんかわいそうでしたが(^.^;
これで完全にクリスタトス一派から気持ちが離れたはずです。
激しく戦ってるのを尻目に
淡々とATACを取りに行くクリスタトスが
またやらしいw
直接グサッといかなくてよかったですw
ボンドは建物の位置をよく分かってたんですね^^
ここで スパイの顔をしたボンドを
ビビが見るのがいいです。
クリスタトスとの一騎打ち(というほどのものではないですが^.^;)をコロンボにやらせたのも良かったですね!
因縁のある二人ですから。
ここでまた諺を出すのがいいです。
ちゃんと作品に筋が通ってます。
最後の最後まで姑息なクリスタトスもいい。
メリナではなくコロンボにトドメを刺させたのも良かったです。
これでメリナのキャラも、メリナに対するボンドの思いも保たれて、 かつ
コロンボは宿敵を倒せた理想の決着になったと思います。
悪玉をサブキャラが倒したのは珍しいはず。
ここで部下を制止するゴゴール将軍がいいです。
この締めも見事でした!
ここのゴゴールもいいですね〜(^^)
メリナがクリスタトスを殺してたら
ここの笑顔はここまで自然にならなかったと思います。
最後の最後に
メリナ最高の笑顔^_^
ここもホント大好きです!!!
007シリーズとしては派手さは欠くクライマックスのアクションでしたが、
ボクは全てのドラマが集約する見事な流れが心地よく、
特にこの、コロンボがビビの新しいスポンサーになるオチが大好きなんです!
とかく冷たく扱われがちなセカンドボンドガールにもハッピーエンドを与えることで
みんなが幸せになれたラスト。
ボクが映画に求めるハッピーエンドがここにありました!!
大好きな007で!!!
次でいよいよ本当のエンディングです―✑
JAMES BOND WILL RETURN