ドラマ『海のはじまり』第9話
【ドラマのブログは基本ネタバレです。
※ラストを予想して書いてるところもあります✑】
今回は弥生の心情がメインになりましたが、
夏と別れる、海ちゃんの母親にはならないという
弥生の決心は至極当然だったと思います。
水季から‘夏くんの恋人へ’宛てられた手紙。
「気の抜けた父」って…。
あんないいお父さんそういませんよ。
生方美久さんって父親に恨みでもあるのかな?と邪推してしまいたくなるほど
男親に対する表現に愛が無い。
ハッキリ言って、父親の立場からしたら不快です。
なぜ「夏か?海か?」の二択なのかが理解できない。
夏と海を一緒に育てるのが一番まっとうな選択なのに。
夏と両想いなんやし。
やっぱり水季の考えはいまだにしっくりきません。
これは弥生が書いた言葉と同じはずなのに、
弥生自身が気づいてる素振りがないのが気になりました。
ということは、
自分が書いた言葉と同じだったことに後で気づく、
ひいては、自分の言葉をきっかけに水季が海を産んだことを知る、
やっぱり海ちゃんの母親になる決心をする、というラストの流れも有り得るかな、と考えています。
このドラマで一番のハッピーエンドはやはり
夏と海と弥生の三人が一緒になることだと思うんです。
もちろん 夏が父親として成長して
海ちゃんと幸せに暮らすというのもハッピーエンドではありますが、
そこに弥生が居てくれた方がやっぱりいいと思うんです。
ただ、生方さんは今まで男親を蔑視するかのようなセリフを書いているので、
意外性を狙うなら、
夏の父親としての成長を描くことで(とは言っても多分あと2~3話しかないでしょうが)
‘男でもちゃんと親になれる’という結末を用意する可能性も充分あると思います。
そこを強調しようと思ったら、シングルファザーのままのラストもありかと思います。
もう一つ、思い付いたのは
夏と弥生が別れたまま5~6年経過させて、
シングルマザーになった弥生と夏が再会して一緒になる、という結末です。
これは夏の両親が連れ子がいる者同士の再婚で
夏と大和が本当の兄弟のように仲良くなったことを思うと
有り得るというか、意味のある展開と思えます。
海ちゃんは思春期まっさかりの難しい年頃になってるでしょうが、
弥生に対しては好意を持ったままと思われるので、
これもハッピーエンドの形に成り得ると思います。
個人的にはこのラストが良いと勝手に妄想してます^^
9話に戻します―✑
両親と我が子にこそ手紙書くべきでしょう。
津野が言ってるように、夏の恋人宛てが一番いらん。
もっともらしいこと言ってたけど、
水季って自分のちょっと変わったところに自分で酔ってるように見える。
ここの津野よかったですね。
池松壮亮さんはやっぱり上手い。
ここの津野の気持ちも表情もわかる。
水季は無神経に見える時すらある。
古川琴音ちゃんが演じてるからギリセーフって感じ。
ここ胸が痛くなった。 凄く分かるだけに。
今さら海ちゃんから離れるような男じゃないもんね。
いい雰囲気のまま安易に三人で一緒にならなくてよかったです。
この弥生の決断こそリアルです。
夏が水季に未練があるのはモロ分かりやし、
そりゃ一緒に居られないのが普通。
夏の前では涙をこらえた弥生が切なかった‥。
この作品で遅ればせながら有村架純ちゃんの女優としての素晴らしさを知りました。
目黒蓮君はアイドルのイメージが強いですが、
役者一本の俳優さんにはない繊細さというか、
演技巧者というより、なんか 心から演じてる感じがして凄くいいと思います。
素直に感動できる。
ここの大竹しのぶさんもよかった!
朱音もいまいち好きになれないキャラやったんですが、
ここは一番よかったです。
いよいよ本当の意味で始まる“夏君のパパ”
男親の立場として
夏君を応援したい気持ちです。