インターセプターが駆け抜ける【マッドマックス】で描かれたMADMAX SAGAの揺るぎなき原点! | 【映画とアイドル】

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🎦マッドマックスMAD MAX(1979)

 

 

 

 

 

“午前十時の映画祭”で

『マッドマックス』を観てきました!

もちろん一作目!

 

賛否分かれてた印象があった『フュリオサ』が

ボクの中では『デス・ロード』を超えるほどの作品で、

このシリーズを振り返りたい気持ちになってたので

いいタイミングでの午後十になりました^^

 

 

世間はお盆休みということで

なかなかのお客さんの入りでしたが、

ほぼ男性でしたね(笑)

 

イビキかいてるオッサンいましたがw

まぁ、ボクも含めて

みんなすでに何回も観た上で来てるんでしょうから、

いざ観たら飽きてるってトコもありますよね(^^ゞ

 

アクション映画の孤高の名作といえる本作を

公開から45年もの時を経て

映画館のスクリーンで観れる喜びを噛み締めながら

久々にじっくりと観たんですが、

あらためて傑作や(!!)と思いました!

 

(やっぱりアクション映画は90分くらいでええねん!)と

痛切に実感しました!

 

 

 

冒頭いきなりのアクションシークエンスが

思ってたより長いことに気づいて、

そこからの展開は至ってシンプルで

場面展開も非常にわかりやすい。

 

今観ると、いかにもな劇判が少し恥ずかしかったりしなくもないですが、

ベタと言えるほどの心情描写もわかりやすくて、

とにかく深く考えずに

アクションに没頭できるのがいいです。

 

 

マックスを演じるメル・ギブソンはもちろん、

その相棒のグースを演じるスティーヴ・ビズレーもよくて、

今回、グースの魅力を再発見した気持ちになりました。

 

スキンヘッドの隊長のキャラもいいですよね~!

 

もちろん暴走族の悪玉トーカッターを演じた

ヒュー・キース・バーンも最高!

 

警察側も暴走族側も

脇に至るまで個性的なメンツが揃ってるのも素晴らしい!!

 

 

 

とにかくメルが若くて^^

若き日のメルを観てるだけで

往年の映画ファンは郷愁に浸れること必至^^

 

メルは演技が上手い役者さんですから、

コンパクトなストーリー展開の中でも

様々な表情を見せることで

そのシンプルなストーリーに情感をもたらしてるところがさすが。

 

それだけに

愛する妻と、まだ赤ん坊の子供を襲撃された怒りが

ガツンと伝わってくる!!

 

そこから復讐まで全く溜めを持たずに

インターセプターを駆るマックスに痺れる!!!

 

ジョージ・ミラー監督がテンポを非常に意識して撮ってるのは明らかで、

今観ると、

80年代のコンパクトにまとまったアクション映画のはしりにも見えました。

 

 

今や現代カーアクションの代名詞『ワイスピ』シリーズが本作に影響を受けてるのもよく分かるし、

ミラー監督自身が『怒りのデス・ロード』で本シリーズのブラッシュアップを図っていたのも素晴らしい。

 

 

 

もう とにかく‘神ショット’の連発で、

特にクライマックスの

インターセプターの色褪せないカッコよさにシビれまくりでした!!!!(≧▽≦)

 

やっぱり『フュリオサ』に続く新作になるはずだった

マックスの前日譚をあらためて観たくなりましたね!

 

俺たちはインターセプターが見たいんや!!!(何回でも言うw)

 

 

 

普通の発想なら

ドンであるトーカッターとの対決を最後に持ってきそうなものなのに、

下っぱのチンピラに究極の選択をさせる

マックスの非情さで締めたことろにも

ミラー監督の意志を感じました。

 

マックスに復讐を果たした爽快感など微塵もないからこそ、

その後もこのシリーズは続いたと思います。

 

 

 

マックスが隊長に、

このまま走り続けたら

「暴走族と一緒になってしまう」と言った言葉が

今になって強く胸にのしかかってきました。

 

『フュリオサ』において

フュリオサとディメンタスがまるで合せ鏡のように見えてきたあの展開の原点がココにあると思いました。

 

世界が混沌とすればするほど

善悪の境目が曖昧になってしまうとすれば、

ミラー監督は1970年代からそのことに気づき、

その、昔から抱いているテーマを

『フュリオサ』で見事にあぶり出したんじゃないかと思いました。