ドラマ〈海のはじまり〉第7話~津野と水季の出会い、「母性」という言葉への疑問から生まれる感情。 | 【映画とアイドル】

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月9ドラマ『海のはじまり』第7話

 

【ドラマのブログは基本ネタバレです】

 

※良かったんですが、引っかかる点もいくつか書いてるのでご注意を。

 

 

 

 

今回は遂に

津野と水季のエピソードが詳しく語られましたね。

 

 

予想の範疇をこえるものではありませんでしたが、

池松壮亮さんの演技が素晴らしくて

胸を打たれるところがありました。

 

ただ、だからといって

津野のキャラクターを100%受け入れるところまではいきませんでしたが、

最後が凄くよかったです!

 

 

津野は予想通り

水季に対して一目惚れに近かったように見えました。

ただ、あまりにも一途過ぎるというか、

あまりにもお人好し過ぎると思いました。

そんな津野に甘え過ぎな水季にも引っかかったな。

だって六年も甘えてたわけですよ。

津野の人生を犠牲にしたように見える。

たとえ津野自身は満足してたとしても。

 

 

 

「母性」というキーワードが出てきましたが

母性=無償の愛っていう解釈はボクも疑問。

父親だって自分の子供のためなら死ねますよ。

嫁さんのために死ねるか?はわかりませんけど←

 

 

 

水季が海ちゃんを連れて夏のアパートに行ったのもやっぱり納得できない。

しかも海ちゃんが一人で行けるようにするのもなんとも‥。

ここの水季はやはり自分勝手に見えました。

弥生を見ていったん引くのは当然としても、

海ちゃんに夏の住んでる場所を覚えさせるくらいなら

夏にちゃんと連絡をすべきです。

受け入れるかどうかは夏が判断することですから。

いきなり海ちゃんが一人で会いに行って

拒絶されでもしたら‥。

ってか、普通はいきなり受け入れられないでしょう。

 

 

朱音の津野に対するこの態度も引っかかった。

なんか自分勝手な母娘に見えてしまいました。

 

 

 

古川琴音ちゃん目当てで観始めたドラマですから、

回想シーンが増えるのは嬉しいんですが、

一般的には非常識なところも無いとは言えない

水季のキャラクターに説得力を持たせてほしいところです。

まぁ概ねいいし、琴音ちゃんの演技の素晴らしさもあって感動もするんですが、

津野に甘え過ぎなところとか、

夏にも結局甘えてるワケやし、

反発してた朱音にも甘えるし、

ひとりで生んで育てる決心をしながら

結局、弥生も含めて

何人もの人生を巻き込んでしまってる水季の行動に100%感情移入するのは所詮無理な気も今回はしました。

そこをクリアできるかが、生方美久さんの本作の脚本の最大のポイントになるような気がします。

 

自殺を容認するようなセリフも、

それを言う水季の心情は理解できながらも

たくさんの人が観るドラマで言うべきことではないと思いました。

 

ただ、こういうところの生方さんの脚本は上手いですね。

(みかんのヨーグルトなんかどこでも置いてるかな?)と思ったら

なるほど^^

 

 

 

前回の生む決心をしたところは凄く感動して、

素晴らしいエンディングを迎える希望がいったんは見えたんですが、

今回はストーリーが先へ進むことはほとんどない

回想シーンがメインだったから、

ちょっと色んなものが足踏みした感じになりました。

 

でも、全10話としたら

もうあと3話しかないので

次回からかなりドラマチックな展開になると思います。

まさにここからが生方さんの脚本の腕の見せ所でしょう。

 

 

 

 

なんか、けっこう良かったのに

観た直後にコレ書いてたら意外に文句多めになってしまいましたが、

このドラマが描こうとしてるものの帰結を

ここまできたらしっかり見届けます。

 

 

 

 

 

最後の津野の

「それはそれで腹立ちますね」はよかったです^^