『コブラ』~不条理極まりない犯罪が横行する現代こそ【スタローン=コブラ】を観たくなる。 | 【映画とアイドル】

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COBRA (1986)

 

 

 

 

新年一発目の映画ブログは景気のいい娯楽作でいきたいところですが、

今年はシルベスター・スタローンが悪へ怒りをぶつけた『コブラ』でいきます。

久しぶりに観たのは去年でしたが、今になって書きたいと思いました。

それは去年の末、あまりにも酷い事件が起こったからです。

しかも、自分にとって生活圏内といっていいような場所でです。

あの事件以来、電車に乗ってても怖いと感じる時があります。

それは 人の命を命とも思わない、

自分の欲求のためなら他人の命を勝手に奪ってしまう人間がこの世の中にはいるからです。

 

 

死刑制度の是非は昔から議論されていますが、

明らかに犯人が特定できる場合はボクはもちろん肯定派。

この頃は自殺願望がある人間が他人を巻き込む事件が多いので、

むしろ拷問や仇討ち制度を復活させてほしいほどです。

 

そういうことを言うと、必ず‘加害者にも人権がある’という議論を振りかざす人が出てきますが、

自分の勝手な都合で人の命を奪った奴に人権などない、とボクは思っています。

 


「役立たずのくせに罪のねえ者を殺しやがって」

 

 

「気が変なヤツと取り引きはしねえ」

 

 

「病気だよ 俺が薬だ」

 

 

(犯人の人権がどうのこうのとか)

「彼の家族に言え」

 

人を殺めるということは、その家族を友人を

まわりの人間を一生苦しめることにもなります。

 

最近も“死刑囚の人権”を訴える弁護士の記事を読みましたが

(ふざけんな!)と思いました。

 

 

 

 

マリオン・コブレッティ=コブラは街のチンピラも成敗してくれるから気持ちいい。

 

スタローンは『スペシャリスト』でも本筋とは関係なく

チンピラまがいの奴らをのしてくれてたので

彼のこういうスタンス好きですね。

 

 

 

 

「犯人はそんな遠慮をしませんからね」

 

 

悪い奴と本気で対峙しようと思ったら、ヤワな上司に合わせてる場合じゃない。

 

 

 

 

カーアクションも肉弾戦のような迫力で

スタローンの怒りを感じる!!!

 

 

 

 

 

 

もちろん善良な人間には優しいマリオン。

 

 

 

 

スタローンはブリジット・ニールセンとこの頃アツアツでしたが、二年ほどで離婚。

こういうところもスタローンの人間味が感じられて憎めない。

 

 

 

 

 

 

『ランボー 怒りの脱出』で見事な演出を見せたジョージ・P・コスマトス監督の

時に映像にこだわりながらも、展開はストレートなのがいい。

64歳の若さでお亡くなりになってたんですね‥。

 

 

『ランボー 怒りの脱出』『ロッキー4 炎の友情』の大成功で

絶頂期だったスタローンが放った本作は

スタローンが本当に作りたかった映画なのは間違いない。

 

 

 

『マッドマックス』的なところも80年代アクションらしくて好き。

 

この時代は映画の表現がストレートで気持ちのいい作品が多かったと思う。

 

良いものは良い、悪いものは悪い、この二択でええんよ、アクション映画は。

 

 

 

 

 

本当に悪い奴らには容赦しないコブラがいい。

 

 

 

 

 

犯人が重度な精神病とかであれば裁判などで検証することも必要なのは分かる。

 

しかし、明らかな計画性を持って自分とは関係のない人間を殺すような奴を

精神異常うんぬんで無罪にしていいのか?

そもそも人を殺す奴なんてまともな精神じゃない。

 

なぜ殺された人たちの命の重みを汲まないのか。

 

人の命を奪った奴の人権なんて汲む必要あるのか?

 

 

 

 

「俺は違うぞ」

 

 

「法律はここまでだ」

 

 

現代こそ【スタローン=コブラ】の出番が必要。

 

 

最近、まだ将来がある若い子まで他人を巻き込んで傷つける事件を起こして

本当に嫌な気持ちになるし、同じ年頃の子供がいるから虚しく、怖くもなる。

こういう事件が頻発するとそれを社会問題として捉える必要があるとかいう識者みたいな顔した人たちがいて、それも分からないでもないというか、孤立している人・困っている人たちを助けるセーフティーネットの必要性は年々増してるとは思う。

 

しかし、自分が絶望したからって他人を傷つけるような人間には

まずそいつ自身の中に問題があるはずやから

そういう奴には厳しく対処する必要が絶対にあると思う。

 

コロナ禍のせいにする論調もあるけど、コロナで苦しんでるのは皆同じ。

 

アメリカにおける司法取引もしかり。

日本でも2018年に司法取引が導入されたそうですが、

殺人罪・性犯罪については対象外にしているそうで、これは正しい判断。

 

冒頭のコブラの

被害者の人権うんぬん言ってくるレポーターに

「(殺された被害者の)家族に言え!

と言うセリフに集約されてるけど、

あれこれ理由付けしようとする人たちに言いたいのは

自分の身近な人間が被害にあってもそんな事が言えるのか?ということ。

 

こういうことを考え出すと過去の酷い事件も思い出して

色々と考えてしまう…。

 

だからこそ

まごうことなき悪党と

自分の命を懸けてまで対決し成敗してくれるコブラをいまだに見たくなる。

 

 

『コブラ』がシリーズ化されなかったのは残念やけど

このスピリットは『ランボー/ラスト・ブラッド』に確実に継承されていた。

スタローンとはそういう男。

 

 

 

 

 

 

あくまでも映画は娯楽であるというエンディングも好き。

映画を観たあとくらいはスッキリしたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悪党には死を!

そいつが一番の薬だぜ!