『007 ユア・アイズ・オンリー』は今も最高のアクション映画であり続ける!!!! | 【映画とアイドル】

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待ちに待った007の新作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』に

完膚なきまでに打ちのめされましたが、

だからこそ過去作を観たい衝動に駆られ

先日『消されたライセンス』を観て

今までには味わったことのなかった感動を覚えましたが

今回は一番大好きな『ユア・アイズ・オンリー』を観ました。

 

早いもので、ボクが中学生のころ映画館で観てから四十年が経ちました。

 

 

二回泣けてきました。

そんな映画じゃないのに。

 

 

 

 

ムーア=ボンドのDVDはもちろん昔から持っていますが、

去年だか一昨年だかにアマゾンでデジタルリマスターバージョンが安くなっていたので

ムーア=ボンドだけ全作また買ってたんですよね。

順番に観ていこうと思ってて次は『ムーンレイカー』やったんですが

『ユア・アイズ・オンリー』を観たい気分やったからこっちを観ました。

 

 

 

 

 

 

 

【※『NTTD』をお好きな方は読まない方がいいです】

 

 

 

 

 

 

 

自分の中でナンバーワン007映画なのでいつかガッツリブログも書きますが、

今回は一つにまとめます。

 

なぜ無性に観たくなったかというと

まず冒頭です。

 

 

トレーシーの墓参りをするボンド。

 

 

そこからのブロェルドへの復讐。

 

ボンド映画で叩き上げてきたジョン・グレンの初監督作に相応しいスタート。

『女王陛下の007』で編集をつとめたグレンの決意をも感じる出だしです。

これこそが真のオマージュ。

これみよがしに音楽をかければオマージュになると思っている

若造とは格が違います。

 

まさにここからまた新たな007が始まる予感を

007らしいスタントアクションで簡潔に見せ切った理想的なアヴァンタイトル!!

 

そもそもこの頃のアヴァンタイトル長過ぎやねん。

 

あらためて観て本作の編集の素晴らしさに唸りましたが、

そこの細かい点はいずれガッツリブログで^^

 

 

 

 

ミサイル誘導装置ATACKを乗せた船の沈没シーンから

美しい海の風景に変わって間もなく

ボンドガールのメリナの両親が殺される展開で

早くも心を掴まれます。

 

 

キャロル・ブーケは演技巧者とは思わないけど

とにかく瞳の力が素晴らしい。

 

 

まさに“FOR YOUR EYES ONLY”のヒロインにピッタリな女優さんです。

 

 

 

ルックスが好みじゃないのに大好きなボンドガールは彼女だけです。

それほどキャラクターに感情移入できる。

 

昔のボンドガールはお飾り的な存在ですぐにボンドとベッドインするなんて

いまだに言ってる人いるけど、

何十年も前から自立した意志の強いボンドガールばかりです。

 

メリナの復讐というしっかりしたストーリーの軸ができた上で

物語が進行しつつ、

そこにアクションがこれでもかと続くので本当に飽きる暇がありません。

 

復讐を軸にしながらもムーア=ボンドお得意のユーモアとウィットもほどよく散りばめられ

グッと気合いが入りながらも、あくまでも楽しめるのがいいです♫

 

新作はユーモアがあってよかった、みたいな感想をけっこう目にしましたが

ボクに言わせればユーモアというほどではなかったです。

実際ほとんど笑えませんでしたからw

 

 

本作みたいにアクションにハラハラしながらも

フッと笑えるシーンもあって

ワクワクして楽しめるのが007なんです(^_-)♪

 

 

 

逆転の発想でシトロエンを大活躍させたカーアクションの面白さ!!

 

まさにムーア=ボンドならではの楽しさです♪♪

 

 

 

そこから美しい銀世界に舞台が移るメリハリもボンド映画の楽しさ♬

 

 

このシーンで本当にこの作品に心から入り込めましたね♡

 

 

 

ここでのスキーアクションは、007に限らず

ボクが観た全てのアクション映画の中でも最高(!!!)と言っていいほどワクワクします♪♪♪

 

 

当然スキーアクションが素晴らしかった『女王陛下の007』を意識していますが、

同じボブスレーコースを使ったアクションでも

そこでバイクを走らせるという

過去のアクションを超えてやる(!)という意気込みがヒシヒシと感じられるのが嬉しいし、

そういう作り手のプライドがあってこそシリーズものは進化するんです。

映像技術が進化してバジェットが巨大になっても

本気のスピリットが無ければ何も進化しません。

アクションで勝負しなかったらもう007映画じゃないよ。

 

 

 

 

 

 

 

昔は 大きなアクションが3つもある前半に比べて

後半を退屈に感じていましたが

あらためて観ると後半も実に面白いです。

 

 

 

このシーンが本当に大好きで

今回は泣けてきました。

 

 

 

 

 

今となってはピアース・ブロスナンの奥さんで

43歳の若さで亡くなったカサンドラ・ハリスのシークエンスは

より味わい深いものになりました。

 

 

 

 

トポルが演じたコロンボの魅力も大きいですね~!

 

 

 

書くのが遅くなりましたが、

悪玉の右腕的ポジションのロックも実にいいです。

派手さはないけど冷酷な感じが凄くよく出てる。

マイケル・ゴタードって知らない俳優でしたが

さすがのキャスティングです。

 

ここの非情なボンドがかっこいい!!

 

 

 

 

ジュリアン・グローヴァー演じる悪玉クリスタトスは

ボンド映画にしては小悪党なイメージですが

本作のカラーには合っているのでこれも良し。

 

 

 

あらためて観て、本作は役名も知らないような脇の脇にいたるまで

実にいい役者さんが揃っていて、

メインキャラたちだけでなく、

全てのキャラクターの魅力が本作の面白さを支えているのがよく分かりました。

 

アクションに特化しているようで

実は人間をちゃんと描くことも忘れてはいない。

力点を置いたドラマ部分が陳腐でアクションがおざなりになってしまってる新作とは大違い。

 

 

 

 

 

このシーンも大好きやから泣けてきました。

こういう間があってこそのボンド映画なんです。

音楽がめちゃめちゃええんよな~♬♫

 

 

 

 

ボクはボンド映画にありがちやった敵基地での大人数でのアクションがそんなに好きではなかったので、

本作のクライマックスのアクションがロッククライミングやったのもよかった!

 

ここは映画館で観て息を吞みましたね!

 

体を張った これぞボンドアクション!!!

 

 

 

ギリシャの観光名所メテオラをクリスタトスの基地に設定したのも実に素晴らしい。

 

 

 

 

 

敵側であるはずのゴゴール将軍の器の大きさが心ニクイ。

 

 

 

アイドル的な役回りやったビビにもハッピーエンドをくれる抜かりのなさ。

 

 

 

リン・ホリー・ジョンソン可愛いな~(#^.^#)

 

 

 

 

 

 

この頃は日本にも夢があった。

 

 

 

 

 

エンドタイトルの映像の美しさはシリーズ随一!

 

まさに頭のてっぺんから足の爪先まで

グレン監督の想いがつまったもはや名作です!!!

 

昔は初監督のグレンの勢いばかりが目についたけど

この後の13作品を経て観ると、

初監督作とは思えないほど実に上手く撮られているのが分かります。

先に書きましたが、流れを途切れさせない編集がとにかく素晴らしいです!

 

 

ビル・コンティのスコアも本作のカラーに合ってて

いまだにサントラよく聴いてます(^^♪

 

 

『NTTD』の功績は、現代の若いファンに受け入れられていることですが、

ガッカリしたオールドファンに対しては、図らずも

過去作の素晴らしさを再認識させてくれたところにあります。

 

 

今は新作を楽しみに待つ気持ちは無くなりましたが、

007ファンとしては

まだまだ死んでる暇はないんです―。

 

 

 

 

 

お約束についてはいずれガッツリ✑^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

JAMES BOND WILL RETURN