CASINO ROYALE (2006) ⑥
‘人体の世界展’って世界的にやってるんですね^^
あらためて観ると、ここ アッサリ接近され過ぎじゃ?(^^;
まぁでも ここからの‘静かな’格闘がいい感じの緊迫感があるからヨシ^^
ディミトリオス(シモン・アブカリアン)はこのシーンで、
出番は少ないながらも印象に残りました。
クレイグ=ボンドほど【殺しの許可証を持つ男】の肩書が似合うボンドもいなかったかもしれません。
ボクの中ではこの鋭い眼光はダルトン=ボンド以来かな。
この、殺した相手に慈悲のない感じも好き。
爆弾を使うテロリストのカルロスを演じたクラウディオ・サンタマリアも
このシークエンスのみの登場のワリには印象に残ってて、
ボンド映画はいつも脇までキャスティングが行き届いていますが、
本作は特にそのセンスが素晴らしいと思いますね!
冷静・冷酷にテロを遂行しようとするカルロスの悪役としての存在感もなかなか。
ここからのアクションは、マーティン・キャンベル監督が
『消されたライセンス』に影響を受けて撮った、と言ってたインタビューを見た記憶があるんですが、
空港を舞台にした対テロリストのアクションということで
ボクは『ダイ・ハード』みたいやなぁ~と思って、いまいち乗り切れなかった記憶があります。
面白いんですけど、なんかボンドアクションっぽくはないな、と。
ただ、ここまではありがちなアクションって感じでしたが、
この、パトカーがジェット噴射で飛ばされるシーンは目新しい感じがしてよかったです!
これほどキズが様になるボンドはいませんでした。
クレイグ=ボンドだからこそできたアクションとも思えます。
ここからのオチが最高!!↓
テロリストが仕掛けた爆弾でテロリストを爆死させるところが最高。
ただし、ここを音だけで想像させ見せなかったのもすこぶる効果的。
獲物を仕留めた男の冷酷でさえある笑みにゾクゾクします。
やはり【殺しのライセンス】が一番似合うボンドはクレイグかもしれません。
JAMES BOND WILL RETURNE