『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』鑑賞3回目のブログ
スター・ウォーズ続三部作はこの時期に公開されていたので
無性にSWを観たくなって今日観ました。
書けてないアイドルブログがまだたくさんありますが(^^ゞ
ブログは気持ちが乗った時に書くものですから♡^^
あと、一日30時間くらいないと仕事があるのでなかなか書けませんね✑w
本作を映画館で初めて観た時は どちらかというとガッカリ感の方が強かったんですが、
大好きなシリーズものの新作にはどうしたって期待が大きくなってしまうし、
特に今回はSWシリーズの最終作ということで、尋常じゃない想いで臨んだので
大満足で終わる可能性はもともと低かったと思います(^^ゞ
もうひとつ大好きな007シリーズもそうですが、期待ゆえにガッカリしても
何回か観るうちに好きになる作品が多いです。
SWシリーズも最初ガッカリした『ジェダイの帰還』は今では大好きですから^^
シリーズそのものを愛しているからその作品もできれば愛したいので、
ボクはよほど嫌いでない限り作品に寄せていくタイプなんやと思います(^^ゞ
人間相手でも本当に好きな人なら欠点も受け入れられると思うんですよね^^
本作を最初に観た時にまずガッカリした、すなわち最初に本作の欠点と思ったのは
“パルパティーンの復活”というプロットでした。
(それじゃ旧三部作の戦いは何やったんや!)と思った方が多かったと思います;^^
以前のブログに書きましたが、レイをパルパティーンの孫と設定したことで
ボクはそれもアリと思えるようになりました。
初見で最大の失敗と思った悪玉の設定を受け入れた上で観た今回の鑑賞では
二回目より更に楽しめました♪
そもそも続三部作の初作『フォースの覚醒』で登場した新たな敵のファースト・オーダーだって
帝国軍とおんなじようなもんじゃないですか?w(^^ゞ
それこそファースト・オーダーを倒したって、広い銀河には悪の勢力がまだまだいるってことになりますw
そう考えたら、また大元の皇帝を出して、それを倒すことで決着させたのもアリと思えました。
それに今回のラストはまるで全銀河から集まったかのような
レジスタンス側の仲間が集まって(民間の船じゃ?とかいうツッコミは抜きでw)
ファイナル・オーダーを倒したことで、やっとビジュアル的に全銀河の戦いの感じが出せてると思うし、
だからこそ本当に全銀河の平和が訪れたと思えるラストになったと思います。
だからといって『ジェダイの帰還』特別編のラストで見せた複数の惑星の大団円的CGシーンは見せずに
レジスタンスたちが喜び合うシーンだけで表現していたのがよかったです。
エンドアのシーンはエイブラムスらしいファンサービスですね^^
やっぱり締め括りはJJ・エイブラムス監督で正解やったと確信しましたね!
そもそもこの新シリーズの新しい魅力的なキャラクターたちを生み出したのがエイブラムスなんやから、
そのキャラクターたちを描く一番の適任者はエイブラムスで間違いないはずですから。
特に 新たな主役となったレイとカイロ・レンの描写は素晴らしくて満足できました。
デイジー・リドリーというすこぶる魅力的な女優さんを発掘し、女性を主役にしたのがこの新シリーズ最大の功績やと思います。
新たな魅力的なヒロイン像を確立したことで、女性のSWファンも増えたんじゃないかと思います。
最初から魅力的やったレイに比べるとカイロ・レンははじめは(今度の悪役は中学生か?)と思ってしまう頼りなさでしたがw シリーズを通して期待通り成長。
出演作が相次ぐアダム・ドライバー自身のめざましい活躍とも重なり
回を追うごとに魅力的なキャラクターになり、
本作のドライバーの演技の素晴らしさには胸を打たれました。
結果的に二作目の『最後のジェダイ』だけライアン・ジョンソンが脚本と監督をやったことで
エイブラムスとしてはやりにくかった部分も多かったハズですが、
『最後の~』で描かれたレイとレンの交信シーンを本作でうまく活用し
ドラマティックな効果を上げているところがさすが!
特にクライマックスのココは今回の鑑賞で一番燃えました!!!
初見の鑑賞ではとにかく‘せわしない’印象でしたが、
流れを分かった上で観ると、テンポがよくて退屈しない2時間22分に感じられました。
あと、今さら気づいたんですが←
中盤のこのシーンでレイがパルパティーンの孫であることが示唆されていたんですね^^;
レイアの子供であるレンに対抗できる血筋はルークかオビ・ワンあたりしか思い浮かばないので、
パルパティーンの孫にした設定はそういう意味ではアリ。
フォースの力が明らかに強大になっているので、パルパティーンの孫ならその力にも説得力が出るし、
そして、本作の本当にいいところは
ルークとレイアがレイがパルパティーンの孫と知った上で教えを与えていたということ。
つまり〈血〉よりも〈個〉の存在の意義を認めているところがテーマとしても素晴らしいと思います。
今思い返すと、トリロジーとプリクエルの三部作は楽しかったんですが、
三本最後まで観て明確なテーマ性を自分で感じた記憶がないし(親子や仲間の絆の素晴らしさは感じても)
そもそもSWは楽しければいいから気にもしてなかった気がします。
しかし今回のシークエルは結果、押しつけがましくはないのに
ちゃんと人間の在り方としてのテーマ性まで描けているのは素晴らしいと思いました。
自分の‘個’は自分で作れる。
自分の人生は自分の力で変えることができる。
スター・ウォーズ全九部作を締めくくる、おそらく作り手が困難を極めたであろうラストシーンで
『フォースの覚醒』の時は全く想像もしていなかった“スカイウォーカーの夜明け”を目の当たりにした時、
【スカイウォーカー家の物語】として本作が見事に完結したことに 感動せずにはいられませんでした。