The World Is Not Enough (1999) ✑ ❸
冒頭の爆破で殺害されたロバート・キング卿の娘エレクトラが登場。
演じるソフィー・マルソーは言わずと知れたフランスの大女優。
子役のころに出演した『ラ・ブーム』公開時は日本でもアイドル的な人気を博していました。
TVで観ましたが確かに可愛かったですね(#^.^#)
その後も順調に出演作を重ねて、子役から大人の女優へと、これほど順風満帆に活動してきた女優さんも珍しいんじゃないかと思います。
そんな彼女が32歳のころに出演したのが本作。
まさに一番美しい盛りのマルソーを楽しむことができるのが本作の大きな魅力のひとつです。
ボンドが一目見て エレクトラをロックオンしたのは間違いないでしょう^^
スコットランドのMI6本部の場所設定がいかにもボンド映画らしいロケーション。
ここで今回の任務が明らかになるのはいつものお約束のシークエンスではありますが、
前作の『トゥモロー・ネバー・ダイ』がこのシークエンスにも動きを持たせてノンストップな展開にしていて、
かつ本作のアヴァンタイトルが強烈やっただけに、
ここで完全に‘流れが止まってしまった’印象を受けました。
細かく振り返ると良いシーンや重要なところも確かにあるんですが、
全体の流れを考えるならここでのシーンはもっとコンパクトにまとめてほしかったとボクは思います。
前作から登場していい感じやったコリン・サーモンが再登場したのがよかった。
任務から外された怒りで語気を強めて「タナー!」と呼ぶボンドがいいです。
アヴァンタイトルから激しい攻防をやった敵が相手やから、今回は特にボンドの気合いを感じます。
物をポ~ンと放り投げるのはクレイグ=ボンドの十八番みたいなイメージになってたんですが、
ブロスナンもやってたんですね^^
ドクターの名前がウォームフラッシュというのもいかにもボンド映画っぽいw
演じるセレナ・スコット・トーマスはもちろん美人です☆
ボンドが痛めた肩をワザと強く押すウォームフラッシュ先生、いいです(*'ω'*)
ブロスナンのスーツ姿がカッコイイ!
真顔でジョークを言うQがいいです^^
ジョン・クリーズは結局二作のみの出演で終わったので気の毒やった気もしますが、
まぁ クレイグ=ボンドには合わんよなw
ここからのQの退場シーンが凄く好きです!
また後で書くと思いますが、ボクは本作におけるマイケル・アプテッド監督の起用は失敗やったと思ってるんですが、ここでのアプテッド監督の演出は素晴らしいと思います。
本作公開直後にデズモンド・リュウェリンが交通事故で亡くなってしまったことを思うと、
より一層胸に染みるシーンです。
ボクらの年代からしたら一生忘れられないQですね。
ブロスナンは内ポケットにスッと手を入れる仕草もカッコイイ!
このメッセージ性はピンとこんかった(^^ゞ
ここのブロスナンの表情がいいです^^
‘痛みを感じない男’という今回の悪役の設定を聞いた時はメチャ期待が高まりましたが
実際に見ると‥(苦笑)
ベリーショートのサマンサ・ボンドは横顔も美しいです(#^.^#)
まるで恋のライバルに皮肉を言ってる感じがいいw
言っても無駄やと分かってました(笑)