UNSTOPPABLE (2010)
劇場で観て以来、約十年ぶりに観ましたが
面白かったぁ~~!!!
映画館で観た時も勿論楽しめたんですが、
久しぶりで細部を忘れていたおかげで← 新鮮に楽しめたのもよかったと思います^^
【物語のラストにまで触れています✑】
実際の列車暴走事故を元に作られたというのが驚きですが、
‘事実は小説より奇なり’じゃありませんが、
すこぶる映画的な展開に終始ハラハラドキドキします。
現実でも列車を無事止めることができたからこそ楽しめるんですけどね(^^ゞ
この手の大作にしては珍しく99分という短さなのもマル!
そのおかげで全くダレないだけじゃなく、
そのコンパクトな時間の中でもしっかりドラマ的な感動も盛り込んでいるところが素晴らしい!!
今回ラストで、映画館で観た時よりも感動しました♡
十年経ってますます涙もろくなったからでしょうか?w
本作の公開後にトニースコット監督が亡くなってしまって、
結果、本作が遺作になってしまったという事実も胸にくるところがありました。
本作におけるスコット監督の仕事の素晴らしさを見ると、
今さらながら68歳で亡くなられたのが残念でなりません。
スコット監督の『トップガン』の続編を観たかった。
彼の演出の何が素晴らしいかって、
ほとんどのアクションを当たり前のように実写で撮ってるんですよね!
ほぼ全てのシーンが実写と思われるので臨場感がハンパじゃないです!!
こういう絵面がたまらん!!!(≧▽≦)
スコット監督はホントにこういう描写が上手いです。
終始列車の至近距離を飛ぶヘリの描写も迫力タップリ!!
スコット監督の映像ってクセがあると思うんですが、
本作は彼のそういう個性がピタリとハマった最高に良い例やと思います。
そんな緊迫感の中でも、デンゼル・ワシントン演じるベテラン機関士と、
クリス・パイン演じる新米車掌の関係性が上手く描かれていて、
そこにはベテランを解雇しようとする企業の姿も重ねられて、
他人事とは思えない部分もありました。
そして、アクション・ドラマ以外でも本作がいいのは、
ふだん何気なく乗っている電車を走らせるために
いかに多くの人間の力が必要かということが、
本作を観ていると凄くよく分かるところです。
普通に安全に、しかも日本人なら定刻通りに乗れるのが当たり前と思っている電車も、
もしその仕事に関わるたくさんの人たちの一人でも間違ったことをしたら、
それが大きな事故につながることが分かります。
それを見て恐ろしいと思うと同時に、
普段安全な電車に乗せてもらっていることの有難さも感じることができるんです。
いつもはオチャラケ社員のオッサンがwいざとなったら大活躍!!ww
ロザリオ・ドーソン見てたらオッサンらよりw安心感あります^^
本来は悪役の立ち位置の上司がそんなに嫌な奴に見えないのも本作のいいところ。
ケヴィン・ダンの個性によるところも大きいですが、本当に嫌な奴が出てこないんですよ。
考えの違いはあったとしても、みんな列車を必死で止めようとしている姿に
胸が熱くなること必至です♡♡
もう大きくなって親子関係が薄れていた娘たちが父親の勇姿に拍手を送るシーンは
娘がすっかり大きくなったw自分も思わず感動してしまいました(^.^)
人のために命懸けで頑張ったことが、
自分の幸せにもつながるなんて最高のハッピーエンドでした!!!(^_-)/