レイチェル・リー・クック【オーメン18エンジェル】は『オーメン』の脚本家による正統派オカルト!! | 【映画とアイドル】

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THE EIGHTEENTH ANGEL (1997)

 

 

 

本作『オーメン18エンジェル』のDVDはあまり出回ってないみたいで、中古でも3千円くらいしたので

なかなか手が出なかったんですが、先日久しぶりにレイチェル・リー・クックの『シーズ・オール・ザット』を観てクックちゃんモチベが上がったしwここのところライブとかが無くて珍しく手持ちがあったので、この機会に買いました^^

 

 

本作は『シーズ~』でクックちゃんのファンになる前の作品なので、

地元でも公開されてたのか記憶にありません。

 

ボクはレンタルや配信では映画を観ないので、TVの地上波の深夜放送で本作を観ました。

 

『オーメン』のバッタもんかと思いきやw意外に楽しめたので、ずっとまた観たいと思ってたんです。

 

 

 

 

 

本作の原題は“THE EIGHTEENTH ANGEL”で、“オーメン”とは日本の配給会社が付けたタイトルですが

本作の脚本を書いたのが『オーメン』1作目を書いたデビッド・セルツァーなので、

あながちテキトーなタイトルとも言えません。

本作も悪魔の復活がテーマになっていて、どうしても『オーメン』と比べたくなるので、

『オーメン』シリーズではないですが、番外編というか姉妹編みたいな雰囲気は充分にあります。

だから敢えて『オーメン』シリーズとも比較しながらこのブログを書きたいと思います✑

 

 

【以下、ネタバレバレですw】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

‘エトルリア聖典’というのは初めて聞きましたが、おそらく実際にあるものでしょうから、

新約聖書をもとにした『オーメン』と同じアプローチといえます。

 

 

 

18人の天使を捧げることで美しい姿をした悪魔を現代に呼び覚まそうとする神父シメオンを演じるのはマクシミリアン・シェルで、低予算と思われる本作にしては大御所を起用しているのは、この神父役の存在感が大きくないと作品として成り立たないからやと思います。

そういう意味では、18番目の美しい天使をレイチェル・リー・クックにしたのもすこぶる正しいキャスティングです^^

いや、クックちゃんが主演やからこそ観れる作品です、これは(^^ゞ

クックちゃんがほぼ全てです(笑)

 

 

 

「天使のように美しい」という形容がこれほどピッタリくる女優さんはそういません(#^.^#)

 

 

基本的プロットと主役のキャスティングはOKなんですが、

『オーメン』でホラー・ファンが期待するのはショッキングな死のシーンやと思います。

その点本作は冒頭はそれらしいシーンが出てきてイイ感じなんですが、

あとは終盤までそのようなシーンが出てこないので、そういう点では満足度は低いです。

しかも終盤のそのテのシーンもさほど迫力はありませんw

 

 

クックちゃん演じるルーシーがモデル志望という設定も、めちゃ美人なクックちゃんにドンピシャ!!

 

 

スタンリー・トゥッチが出ていたことを完全に忘れていましたがw

この人は出世しましたね~!

 

 

ルーシーの父親スタントン(クリストファー・マクドナルド)が、ある意味ルーシーに振り回されてる感があってw お年頃の娘の父親としては今観たら共感できるところがありました(^^ゞ

 

 

 

 

 

どの程度実際にロケしたのか分かりませんが、イタリアの風景がいい感じです。

 

こういう風景描写はいかにも『オーメン』っぽいです!

 

 

 

乗馬のシーンもいくつか出てきますが、こういうシーンは3作目の『最後の闘争』を彷彿とさせます。

 

『オーメン』シリーズはこういう雰囲気の美しいシーンもあるのが魅力やと思います。

美しさの中にもどこか不穏な空気感もあるのがいいんです。

 

ウィリアム・ビンドレイ監督は撮った作品が少ないようですが、本作の演出は決して悪くないです。

ショッキングなシーンは明らかに不足してますが、作品全体を覆うトーンはしっかり‘オーメン’っぽい雰囲気を醸し出しています。

脚本がデビッド・セルツァーなので監督も『オーメン』を意識しているのは間違いないです。

 

 

 

 

そりゃ父ちゃん怒ります(笑)

 

 

 

 

 

惜しむらくは、予算の都合もあったのかもしれませんが、17人の子供たちが犠牲になるという設定を見せ場として活かせていないところです。

観念的な映像で恐怖感を出そうとしたようですが、ハッキリ言って全く怖くありませんww

 

 

ネコちゃんの迫真の演技の方が怖いですがw よく見ると舐めてるだけのような(=^・^=)ww

 

 

こういうクリーチャーは不気味でマル^^

 

 

 

 

 

 

まさに“18エンジェル”なお話なんですが、このプロット自体は面白いと思います。

 

いずれにしても‘悪魔の復活’を描こうとした点は本家と同じやし、

なんといっても本作のポイントは、悪魔になろうとしているのが美しい女の子というところです。

 

 

 

遺伝子操作の倫理的な問題をストーリーに組み込んでいるところは

公開された1997年には旬なネタやったんかもしれません。

まぁこれは今でも問題になることではあります。技術が進歩してる今の方が切実な問題と言えるかも。

 

 

 

 

 

 

やっぱりネコちゃん名演技!!(=^・^=)

 

 

 

 

 

 

本作がホラー映画らしいインパクトのあるシーンが少なくても楽しめるのは

ビンドレイ監督が‘正統派オカルト’を意識した絵的センスを見せるからやと思います。

 

いかにもやけど^^こういうシーンもいいです。

 

 

 

 

馬の手綱を使ったアイデアはいいけど、怖くはないw

 

 

 

ここは『オーメン2/ダミアン』の、カラスに襲われるシーンを連想しましたが、

70年代に流行った動物パニックものを彷彿とさせるところもいいです。怖くはないけどww

 

火を上手く使うのもセオリーですね。

 

 

ここはセットを作り込んでてイイ感じ。 『エイリアン』のノストロモ号のスリープ装置を思い出しました。

 

 

 

1作目の串刺しシーンを超える串刺しナシ(笑)

 

 

 

 

キリスト教の是非はともかく、世界において争いが絶えず起こっているのは事実。

 

 

それを考えると、シメオン神父が今までの神を否定して

新たな神を作ろうとするのも分かる気はする。

 

 

天文時計を使ってクライマックスまで刻一刻と近づいてるのを演出したのは分かりやすく、かつ

長い歴史を踏まえたオカルトらしい雰囲気が出てよかったと思います。

 

 

本作は悪魔を‘神として’復活させようとしているところがミソですが、

悪魔が神になったら、それこそこの世界はどうなってまうんやろ?と思ってしまいます。

この頃は自分の国のことしか考えないような指導者が増えて、世界秩序が乱れているから尚更です。

 

今回は先に画像を拾ったので、それに合わせて なんかとりとめなく書いてしまった気もしますが(^^ゞ

本作はなんといってもレイチェル・リー・クックちゃんの可愛さが一番の見所です!(結局そこかいww)

 

ボクは『オーメン』に通じるところも感じて楽しめましたが、

このタイトルと本編のゆるい出来に怒る‘オーメン’ファンの方もいらっしゃると思います。

でも、一つだけハッキリ言えるのは、クックちゃんのファンなら必見の作品ということです!目ラブラブ

 

 

こんな表情見せられると、クックちゃんの悪女映画も観てみたかった気がするなぁ~^^

 

もし悪魔になったとしても、クックちゃんが神様なら良い世界になりそうな気がします(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天使を超えた可愛さの神様悪魔をも超えるのです✨😍w