『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』 公開中
いやぁ~~! 面白かった!!!(≧▽≦)
出だしはそんなにノレなくて、ミステリーという触れ込みやから、
(よくも悪くも気を抜けない作品で疲れるかも?)と思いましたが、
本作一番のお目当てアナ・デ・アルマスちゃんが絡んでくると引き込まれて^^
もうそこからは、まるでジェットコースターに乗ったかのように完全に作品にのめり込みました!!!
【これから御覧になる方は、この先は映画を観てから読んで下さい】
『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督が脚本も書いてますが、その脚本はアカデミー賞にノミネート。
『パラサイト 半地下の家族』の受賞は順当やと思っていましたが、本作の脚本も素晴らしいです!!
その自身の脚本を監督したジョンソン監督の演出もお見事の一言!
ボブ・ダクセイによる編集も素晴らしくて、こちらはアカデミー賞にノミネートされてなかったのが不思議。
主役の名探偵ブノワ・ブランを演じたのはダニエル・クレイグ。
最初はいかにも名探偵然としたオーバーアクトにややノレなかったんですが(^^ゞ
まわりも濃いキャラばっかやからw自然にハマってきて^^
すっかりジェームズ・ボンドのイメージを消してるところがさすがやと思ったら、
あるワンシークエンスではちょっとボンドっぽく見えた(あくまでもボクから見て)のが
これまた巧妙な演出&演技!!
アナ・デ・アルマスちゃんは終始ナチュラルメイクでこれが可愛い♡(#^.^#)
近く公開される『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』のボンドとボンドガールの共演を一足先に見れるのも
楽しいポイントです^^
ジョンソン監督はミステリーの女王アガサ・クリスティーにオマージュを捧げる思いで本作を作ったそうですが、ボクは高校生のころクリスティーの推理小説を読みまくって、彼女の作品はほぼほぼ読んでいますが、本作のトリックのアイデアはクリスティー女史のそれらに引けを取らない巧妙さやし、
あるキャラクターの設定なんかは、ミステリーとしては掟破りともいえるほど最高に面白いものになっているので、その人物のキャラ設定のアイデアについてはクリスティー女史をも凌駕していると言えるほどです。
ただし、クリスティー作品の魅力だった登場人物の深層心理的な部分には必要以上には入り込まず、
あくまでもストーリーのテンポを優先して、目を離す隙もないほどの娯楽作品に仕上げています。
欲を言えば、ブラン探偵の人物像は描いて欲しかったかなぁ。
まぁそこは 作られそうな続編に期待しましょうか^^
クリスティーにオマージュを捧げるシリーズになるなら、おばあさん探偵になるかもしれませんがw^^