ジェームズ・ガンが製作をつとめた『ブライトバ-ン』が日本でも公開されて
ガンの名前を聞くことがこのごろ多かったので、
久しぶりに彼が監督した『スリザー』を観ました。
マーベルの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を監督して出世する前の2006年の作品なので、
劇場で観た時は、ガンはまだ B級映画の人っていうイメージでしたね(^^ゞ
でも それは悪い意味ではなくて、本作の後で監督した『スーパー!』がなかなかの作品やったから、
その後の出世も納得です^^
『スーパー!』のブログ https://ameblo.jp/pip0803/entry-11633117318.html?frm=theme
久しぶりに観て思ったのは、『ブライトバ-ン』の宣伝文句である“ジャンルMIX”という言葉が
本作にもズバリ当てはまるということ。
このブログのテーマも迷いましたもん(笑)
‘SF映画’にしましたが、‘ホラー’か‘コメディ’かでも迷いましたw(^^ゞ
テーマには設定していませんが、‘ゾンビ’もののテイストも全開ですww
あっ! ‘動物パニック’ものの面白さもありました^^
宇宙から飛来した隕石から 寄生虫みたいな侵略者が来るという大筋は紛れもなくSFテイストですが
あとはグチャグチャ(爆)
それなりに このテのものに免疫があるつもりのボクでも(気色わりい‥)と思うシーンがいくつもあります
w
マイケル・ルーカー演じるオッサンに寄生するんですが、
面白いのは、寄生した全ての人間がそのオッサンの思考を持っているようなところ。
つまり、たまたま最初に寄生した人間が親玉になっちゃった感じですね^^
このオッサンのキャラがなかなか絶妙でして、見た目はいかついけどw
あんまり憎めないとこがあるから、妙にかわいそうな気もするんです;^^
エリザベス・バンクス演じる嫁さんはそんな旦那に同情してて、
その嫁さんを昔から好きな警察署長(ネイサン・フィリオン)とのエピソードがなかなかイイ感じ。
つまり、非常事態を機にw主人公の警官が 昔からの片想いを成就させられるかという展開も
気になってくる仕掛けになってます^^
こう書くと かなり面白そうですが、前半はそうでもありません←
ただし、ナメクジみたいなやつが大量発生してからは俄然盛り上がってきます!
この宇宙ナメクジのw大きさが絶妙でして、
ちょうど 人の口に入る大きさなのがミソ。口から入って寄生するという分かりやすさです(^^ゞ
かわいいコが入浴中のお風呂場に侵入するとか、なかなかイイ仕事をしてくれますww
タイトルの【スリザー=SLITHER】は
【‘ヘビなどが’くねくねと這う】という意味なので
この宇宙ナメクジが主役みたいなモンですw
ここからが 70年代に流行った‘動物パニックもの’のテイストで楽しいというか気持ち悪くてw
ここに‘ゾンビもの’のテイストも加わるから正にジャンルMIXの完成です
しかも本作のゾンビもどきはゲ〇みたいな飛び道具を使うからwwたまったもんじゃない
ロクでもないw町長を演じたグレッグ・ヘンリーもイイ味出してて、
決してスター映画ではないけど、キャストの面々がみんなイイ感じなのも
低予算のB級映画ではポイントになります!
ウィキペディアの写真が↑王子様っぽくて ワロタww
非常事態でも切迫感のない警官たちもいいしw
そのワリには、けっこうエグいシーンも見せるガン監督の悪趣味ぶりも見もの^^
犬好きな方にはお見せできないシーンもありますが、
キャトルミューティレーション的なシーンがあったのにはニンマリ。
子供の頃によくあったUFO番組では必ず出てきたネタやもん🐄^^
気色悪いw特殊メイクは明らかに80年代のクリーチャーものへのオマージュやし、
このテのB級映画がお好きなら楽しめる作品やと思います🎬^^
劇場で観た時はボクは結婚してまだ三年くらいでしたが、
結婚して十六年以上経つと、
冒頭で嫁さんに相手にされなかったw旦那の気持ちも
公開当時よりは感情移入できたことを付け加えておきます(笑)
そうや “SFパニック・ホラー”です