📺『3年A組』Day2 ②
https://www.ntv.co.jp/3A10/story/02.html
今回は川栄李奈ちゃんメインで書きます✑
李奈ちゃん演じる香帆は、自殺した澪奈(上白石萌歌)の友達でしたが、
その友達関係をさくら(永野芽郁)に奪われたような形になってしまっていたのがポイント。
SNSでフェイク動画を使って澪奈を中傷した人物が誰なのか?
それが今回の柊(菅田将暉)の‘授業’でしたが、
さくらが「私がやりました」と告白。
柊は犯人の目星をつけた上で、あえて自己申告させようとしているように見える。
罪を裁く以前に、まずは本人に罪を告白させ、その罪の重さに
罪を犯した本人に気づかせようとしているかのよう。
ここらあたりからの李奈ちゃんの演技が特によかった!
香帆は決して悪役ではないと思います。
嫌な感じのコの役回りではありますが、
香帆がとってしまう行動は理解できる範囲というか、
少なくともその心情には感情移入できる部分があると思います。
SNSでの中傷はやったらアカンけどね。
香帆が自分がやったと申し出たから今回の死人はなし。
このまま死人が出なければ、やはり第一話で殺された生徒は実は生きていた、という展開になりそう。
悪趣味なこと書くようですが、あと2・3人生徒を殺したら、サスペンス的には俄然盛り上がると思う。
感情移入できる部分もあるとは書いたけど、異常といえば異常。
女同士の感情はオッサンには分からない。
男同士より複雑そうに見えてしまうのは、古い固定観念かもしれんけど。
さくらだって澪奈と友達関係になるまでは、澪奈に対してストーカーまがいの行動をしてたんやから
このコだって完全に‘シロ’と言い切れるわけではないと思う。
柊は澪奈の自殺をきっかけにして、
自分のクラスの生徒全員に何かを伝えようとしてるのは間違いない。
SNSでの誹謗中傷という酷い行為に至った香帆のことも闇雲には責めない。
むしろ、罪を告白した香帆に、その行動の間違いを諭させようとしているように見えた。
澪奈には裏が無さそうに見えてきました。
罪を告白することによって、その罪の重さに気づく。
自分が相手に与えてしまった傷に気づく。
相手に与えた痛みは結局は自分に還ってくる。
その痛みから逃げずに向き合うことで、人間は変われるかもしれない。
少なくとも柊は、生徒を変えようとしている。
次回の‘授業’内容によって、まだまだ物語は流動的になりそうです。