原題が‘Stuck in Love’で、そのまま訳すと‘愛に行き詰る’‘愛で身動きがとれなくなる’みたいな意味になるのかな。
それやと少し重いから、爽やかな印象の邦題はいいですね
実際に観ると、本編はやはり原題のような なかなかシビアな設定で
でも、最後には邦題のようなハッピーエンドが待っている、そんな感じ
原題と邦題がこんなにも上手くリンクしてるのは珍しいと思います
邦題考えた方 センスあります!
シビアな設定とはいえ、重くはないのがいいです。
むしろ いい意味で軽い^^
リリー・コリンズちゃんは、一見 恋愛に奔放に見えながら、実は恋愛に真剣になるのを怖がってる女の子。
それもそのはず、両親は母親の浮気で離婚。しかし、父親は母親に未練タラタラでみっともない…。
お父さん役のグレック・キニアはさすがに上手いというか、彼は演技派なのに、押しつけがましいところがないのがいい。だから、本作のイヤ味のないストーリーに彼のそんな個性が合ってます。
そして、お母さん役のジェニファ・コネリー!!
コネリーといえば80年代に日本でアイドル的人気があった女優さん!!
そんな彼女が2010年代のアイドル的女優のコリンズちゃんの母親役というのが
女優さん好きとしては^^なんか 感慨深いです。
コリンズちゃんはお母さんにすごく冷たいんですが、浮気して家を出たんやから、当然といえば当然。
ここらへんのコリンズちゃんの演技はかなりリアルです。
母娘って仲いい時とその反対の時って、ホンマに真逆やと思うから;^^
しっかりした眉毛といいw 感じが似てて 本当の母娘みたいに見えるところがミソ!!
このキャスティングだけでも本作は“成功したも同然”と言えるでしょう
コリンズちゃんに想いを寄せる大学の同級生のローガン・ラーマン君ももちろんいい!
ラーマン君は愛嬌がありますよね^^
スパイダーマン役の候補として度々話題に上がってましたが、長い目で見たら
選ばれなくて良かったんちゃうかな?
彼は青春映画にピッタリな爽やかさが魅力ですが、演技も上手いので、
これから大人の役者に順調にキャリアを伸ばしてほしいですね!
コリンズちゃん目当てでしたが、弟が好きになる女の子を演じたリアナ・リベラトちゃんがなかなか可愛くて、得した気分になりました
本作はコリンズちゃんとその両親・弟クンの三者三様のラブストーリーで構成されていて、
それらが互いに影響し合い、最後はみんながハッピーになっていくという気持ちのいい映画。
【人間は一人では生きていけない】ということをサラリと描いた上で
【家族の素晴らしさ】という不変で‘あるべき’真実を見せてくれる映画です。
このごろは勝手な大人が多いからなぁ~!?^^;
親は子供に対して責任を持つべきやと思う。
ちょっと固くなってしまいましたが(^^ゞ
本作自体は説教じみたところなど全くなく、それでいて人生の真理に向き合わせてくれる
愛すべき小作品になっています
久しぶりにテアトル梅田に行った気がしたけど、
ミニシアターは本当の映画好きが集まる感じがしていいですね。当然マナーもいい^^
そういえば、本作は2012年の製作ということで、『きっと、星のせいじゃない。』のジョシュ・ブーン監督の
長編デビュー作だそうです。
監督の自伝的な内容になっているそうで、だから 誰でも共感できるような部分があるのかもしれません。
おそらく『きっと、~』が大ヒットしたから公開の運びになったんでしょうが、
こういう良質な作品は早く公開してほしいですね。
もう、おんなじ映画ばっかいらんて!!(特に夏休みシーズンはウンザリする…w)
コリンズちゃんが作家デビューしたばかりで、お父さんは著名な作家先生。そして、弟クンも作家志望という設定で、本作を観たら本が読みたくなります^^
久しぶりにスティーヴン・キング読むか…(笑)
一服の清涼剤のような映画でした ドラッグはアカンよ!!ww