ホラーの王道『フッテージ』 | 【映画とアイドル】

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これは ボクが大大大好きな傑作『エミリー・ローズ』スコット・デリクソン監督作ということで

 

ずっと気になってましたが、

さすがに怖かったですね。

 

 

 


 

 

小説家がだんだん狂気にとらわれるような展開は

スティーブン・キング原作・スタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』を思い出しましたが、

いかんせん 30年以上前に一回見たきりなので、よくは覚えていません。

 

本作の主人公は実際にあった事件について書くノンフィクション作家みたいなもので、

その執筆のために、実際に事件のあった一軒家に移り住むところから物語は始まります。

 

 


 

 

 

その家の屋根裏で見つけた8ミリフィルムに残っていた数々の殺人シーンに翻弄される主人公を演じるのはイーサン・ホーク。

 

8ミリといえば、これまた劇場で見たきりで細かいことは覚えてないけど、

スナッフ・フィルムから事件に巻き込まれていくニコラス・ケイジの『8mm』なんて作品もありましたね。

 

もう フィルムなんて概念自体が忘れ去られてるような、デジタルが当たり前の今だからこそ、

 

ホラー映画のギミックとしては非常に効果的です。

 

フィルムが回る音だけで恐怖感がありますから…。

 

 

ただ、そんなアナログな雰囲気で怖がらせるだけではなくて、

 

その8ミリの映像をパソコンにおとして検証するという、現代ならではのシーンもちゃんと入れてるのがいいです。

 

 

 

 

 






 

 

フィルムに残された殺人現場の謎が全くわからない前半はかなり不気味でした。

 

ストーリーがどう展開するか全く予測できない面白さがありましたね。

 

 

 

 


 

徐々に謎が解けてくる展開と演出、ラストには賛否が分かれそうな気がしますが、

 

謎をギリギリまで引っぱって観客の興味を持続させるイージーな手法ではなく、

終盤できっちり事件の真相を描き切ったデリクソン監督の演出はきわめて真面目。

そこを評価するか、面白味がないと思うかは もう個人の好みですね。

 

オーソドックスながら、ショック演出はなかなか上手いし、

 

『エミリー・ローズ』や『スペル』も担当したクリストファー・ヤングの

神経を逆撫でするような音楽も効果的で、ネタが分かってくる終盤もなかなか怖かったです。

 

 

 


 

 

ひと昔前から流行りのモキュメンタリーのスパイスを効かせながらも

 

いたってまっとうなホラーの王道を見せてくれます!!

 

 

 

 


 

 

少しでもこの8ミリフィルムを覗いてしまったら、

 

そこからは見入ってしまうことうけあいです。

 

 

 

やっぱり 格安物件は怖いかも(汗)ww