冬の幻が在る風景 | Pip-tale

冬の幻が在る風景


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太陽は 氷になって キラキラひかる

茶色い針金の 木の梢は

冷えきった空気に 刺さっている

目の前の山は いつもより 遠く

昔の絵巻物の 景色のようだ

それか 空に張り付いてる 絵のようだ

冬は そこにあるもの全ての 時を止めたのか

存在が まるで幻のように 見えるのだ

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