マーケッター ワッハ(桐畑) が 行く -2ページ目

「シンプルでフェア」 独立のココロ

大学時代の先輩で、大手企業に勤めた後、独立されている方と久しぶりに会う機会があり、
「人事部は何をみているのか」興味深い話をきくことができました。
そのあと、先輩はこう話を続けられました。


‥‥


会社に対する忠誠心が、上に行けばいくほど要求され、
気づけば、成果を出すことよりも優先順位が上がってしまっている‥
そんな会社に限界を感じてね、飛び出した。
当初の目標ではもっと規模を大きくするつもりだったんだが、ま、そうは甘くない。
従業員も3人やとち、何とか10年間を乗り切れたというのが正直なところだよ。
まわりからは順調に見えるだろうけど、こちらは綱渡りの連続。
振り返ってみれば、確かに道はつくってきたけどね。
10年間、休みらしい休みはとっていないよ。
会社時代の何倍も働いている‥体力的にはきついかも知れないが、気分はOKだ

独立したら、ビジネスは「シンプルでフェア」だからね。

自分の判断でビジネスを決める。
うまくやればうまくいき、だめなやりかたをすれば結果もNG。
すべて自分の能力次第だ。
ま、その分たえずアンテナを張って、ビジネスのことばかり考えているんだけどね。


‥‥


会社では、ビジネスに対する能力に加えて組織に対する忠誠心が必要でした。
そして、上にいけばいくほど組織に対する忠誠心の比重が高くなる。
おおきな組織にいけばいくほど、強い忠誠心が要求され、組織は内向きになる‥

というよりも、ならざるを得ないのです。

組織を維持し、動かすというのは、ホント、大変なことなのです。


先輩は、ビジネス能力のきわめて高い人でした。
残念ながら、組織に対する忠誠心を高めることを良しとしないヒトでした。
忠誠心の評価は上司(あるいはその上の上司)しだいです。
上司との相性、上司の会社での立ち位置、まわりとの相対評価‥
ずべてを配慮すれば大変な労力ですし、ある意味「運」次第‥その労力が報われるとは限りません。
その労力が、会社自身の成果につながるとはなかなか実感できないのも事実です。


独立すれば、組織ではなく、お客様(世間)に対する忠誠心がとことん問われます。
そして、その評価は、ビジネスの成果として、すぐさまはね返ってきます。
「シンプルでフェア」です。

企業も実は同じ、企業自身お客様への忠誠心を世間はしっかり見ています。
残念ながら上の方に行かなければストレートに感じにくいのかもしれません。

「シンプルでフェア」な世界、望むところです。
おおいに自らのビジネス能力を高め、提供する商品を磨く、
おおいにお客様への忠誠心を高め、ファンを増やす
そのために、日々、考え続け、行動し続けよう!

そんな思いを新たに持ったワッハではありました。


P.S.


夕暮れ時の大阪堂島界隈をスナップしてみました。

ビジネス街のクールな表情も好きです。



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人事部は何を見ている?

今回は、この本に関連した話です。

さて、人事部は、何を見ているのでしょうか。


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大学時代の先輩で、大手企業に勤めた後、独立されている方と久しぶりに会う機会がありました。
そこでの先輩からの興味深い話です。


‥‥

以前いた会社でね、数年上の先輩がトップになった‥
押しが強くて、下からはあまり評価の高くない人だった。
何となく気になって、最近ね、「人事部は見ている」という新書を読んだんだ。
そこには、大手企業での人事部の昇進に関する実情が書いてあって、納得したよ。
新入社員から課長クラスまでと部長以上では、昇進のしくみが違うんだ。
まずは、新入社員から課長クラスまで。
この期間は、人事部はマスで管理する。
入試と同じようなもので、当人の人事査定といった数値と、
会社側のどれだけ昇進させるかといった数値をにらみながら
人事が、ある意味機械的に整理していく。
自分の査定がどうかはわかる。
また、他の連中の査定とかも何となくわかるよね。
当人の能力や成果などが反映されるわけで、納得できる人事が多いのじゃないかな。
では、部長以上はどうなのか。
人の名前がつき出すんだ。上からのご指名、引きってわけ。
上司、さらにはその上のトップからの指名によって、部長以上が決まっていく。
人事は、その指名を調整・整理していくんだ。
では、だ。
どういう人が、上からご指名を受けると思う?


「自分を後ろから刺さない」


つまりね


「どれだけ、こいつが信用できるか」


これがほんとに大きなポイントなんだなぁ。
会社にいた頃はね、能力があり、成果を出した者がどんどん上にいくものだと思ってた。
部長以上になると、?という方がけっこう多くて‥今回のトップ人事もね、不思議だったんだ。
けれど、この本を読んで納得したよ。
上に行くためには、とことん会社に忠誠を誓う人じゃないとだめなんだ。
部長あたりがね、トップに対する報告会などで、異常に敏感になってたけど、
上からどう見られるかが、自分の昇進のキモだってことをよく理解しての行動だったんだ。

‥‥


有能で成果を出した者が上にいく、だから、能力をみがき、成果を出し続ける。
という行動指針で、課長になるまで走ってきたワッハですが、課長になってからずっと足踏み状態でした。
うすうすは気づいていたのですが、上に対する気づかい、会社に対する忠誠心を徹底する
というところまでは実践できませんでした。
というよりは、実践する気にならなかったというのが、本音です。


先輩が、こう話を締めくくりました。


‥‥

能力があり成果を出した上に、会社に対する忠誠を持つ者がトップに行くというのがあるべき姿なんだろう。
それなら、みんな、納得できるよね。
会社に対する忠誠心が、上に行けばいくほど要求され、
気づけば、成果を出すことよりも優先順位が上がってしまっているということが問題なんだろうな。
日本の企業は、多かれ少なかれ同じではないか‥そう、思う。
韓国の企業、サムソンとかすごく元気だけど、1990年代の経済危機で、そういったことに気づいたんだろうな。
日本も、いつか気づかなくては‥そう思う。
でも、企業にいたころがなつかしいよ。安心して仕事ができた、仲間もいっぱいいたしね。

‥‥


そのとおりですね、おおいにうなずいたワッハではありました。


日本の企業が、元気に明るくなることを願ってやみません。

クロネコメール便に学びました!!

30年来、趣味で続けている合唱団の演奏会を控え、
・あいさつ文(A4)
・チケット(当日清算券)
・チラシ(A4)
の3点セットで、関係先の40箇所へ送付しなければなりません。
普通ですと、封筒に入れるところですが、せっかくのあいさつ文、チラシを折りたたんでは取り出しにくいですし、

スマートではありませんよね。
A4封筒に入れて送付すれば折らなくてよいのですが、郵送料が高くつきます。


で、です。

近くのクロネコさんで、「メール便」というサービスがあるのを知りました。こんな感じです。
(ホームページhttp://www.kuronekoyamato.co.jp/mail/mail.html より)


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そんなに厚くなければ、A4サイズが80円で送れてしまうのです。
早速利用しました。通常の郵便のように、送り人(ワッハ)の住所も書きましたが、
これはなくてもOKで、クロネコさんの事務所で1枚の書類に書き込むだけでOKです。
便利さに満足を覚えたワッハでした。


それから1週間後のことです。

知人からセミナー案内のメール便が届きました。
おお!

マーケティングセンスの素晴らしさに驚きました。
マーケッターのワッハさん、何をしてるの!という感じです。
見てください。

左が知人のメール便。右がワッハのメール便


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ワッハが感心したポイントはこんな感じです。


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ここからこんな心得を学びました。

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みなさん、DM、案内、しっかり考えられているんですね。
ワッハの頭にこんな言葉が飛び出ました。


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すいません、ダジャレを言うひまがあったら実践します!

「熱が」あるか!」 IT会社の採用基準

IT系ベンチャー会社の若手課長と久しぶりに再開、情報交換をしました。
採用の話が出ました、その若手課長、学生の面接を行い、採用のジャッジをしているようなのです。


「どんな点に気をつけて採用しているのですか。」
「最近の学生は、マニュアルで固めてくるので、型どおりのことしか言わないんですね。
 別に、そういったことは聞きたくもないわけです。」
「では、どんな風に面接を進めるのですか。」
「どんなことに興味があるの?って聞いていきますね。
 で、IT関係で興味のあることを、ま、語ってくれます。
 こちらは、ITがらみはほとんどわかりますので、うんうんと会話を進めます。」
「ほお‥」
「そうするとですね、自分興味あることにどれだけ熱があるか見えてくるんですね。」
「熱?」
「ええ、で、学生時代に何をつくったかも聞きます。
 だいたいは、大学で作ったモノを言
いますが、趣味で作ったモノがポイントなんです。」
「それは‥」
「趣味でつくるということは、ホントに好きなんですよ。熱を持ってるわけですね。」
「熱がポイントなんですね。」
「そうですね。自分の興味あるモノにどれだけ熱を持っているか、これがポイントなんです。
 なければ採用しません。」
「なるほど、そういえばメンバーのみなさん、それぞれにこだわりを持ってますよね。」
「ええ、会社的にはその熱をどれだけまわりに移してもらえるかが次のポイントなんですが‥」
「でも、熱を持っていなければ移しようがない‥」
「そうなんですね。熱を持っていれば、移すことは、カイシャに入ってから学ぶことができますから。」


この若手課長、30歳の手前なのですが、しっかりした考えを」持っていることに敬服しました。

市場、技術の変化が激しいIT業界では、働くコアの部分として、

 ・興味・関心を持つ(マインド)

 ・興味を持ったことに取り組む(実践力)

を、彼は

「熱」

として表現したのではないかと思います。とても素適な表現ですね。


こんな若手が集まり、大きな「熱」を持てばすごい!

日本製アップル、日本製グーグルが生まれる!


そんな 自信を、希望を、あらためて持った次第です。



P.S.


「熱」「希望」にふさわしい画像がありました‥

自宅からとった日の出です。

桜のさく春も近づいています。

円高もゆるみ、日本の競争力も回復しようとしていますね。



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「友達レベル」を計算するFB(フェイスブック)

最近やっとフェイスブックを始めましたが、いまひとつ使い方がわかりません。
ということで、大阪市産業振興センター・ソフト産業プラザ・イメディオの
「カスタマイズして有効活用!FaceBook入門」(2月9日)というセミナーを受講しました。
無料のアプリを入れて、Facebookをカスタマイズするテクニック的なところは‥
正直、ついていけませんでした。(苦笑)
ですが、Facebookの特徴とかがよくわかりましたので、ご紹介です。


よくご存知かとは思いますが‥
Facebookは、2004年にアメリカ合衆国の学生向けにサービスを開始しました。
当初は学生のみでしたが、2006年9月から一般にも開放され、ぐんと伸びます。
世界のユーザーは、8億人らしいのです。もちろん世界最大のSNSです。
日本語版は2008年に公開され、現在1000万人近くの人が利用、これからますます広がる気配ですね。

日本で普及しているSNSを比較するとこんな感じです。


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MIXIが路線を変えているのが以外ですね。
Facebookの特徴は実名登録で信頼できるというところでしょうか。

Facebokでは、知らないヒトとは友達にならないのが暗黙のルールのようです。
そして、発信した情報を友人から友人へと広く口コミをしてもらうのが基本的なスタンス。
講師の方は、友達との連絡が簡単で早いので、メールのかわりにもガンガン使っているようでした。
受け取った情報に対する共感度・関心度は、「いいね!」「コメントする」「シェア」ですね。
だんだん、敷居も高く、手間もかかるのですが、共感度・関心度が強くなっていることがわかりますよね。
シェアした記事は、自分の記事として、友人に発信されるのですね。


ワッハは知らなかったのですが、友人の記事のアップのされ方(ニュースフィード)は、
新密度・つながり具合で違ってきます。
つながりの深い友人の記事ほど、上位に上がるしくみなのですね。
なんと、Facebookでは、「つながり度」を定量的に把握しているのです。
エッジランクと言って、こんな感じです。


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ヒトとヒトとのコミュニケーションのレベルを計算しているのには、正直、驚きました。
前回の記事で、「つながる」意味あいをマーケティング視点で考えましたが、
Web上ですでにできているとは‥と驚嘆しつつも、何かが違うような気もします。
アナログとデジタルといった対比でとらえたら良いのでしょうか。


気になる点は、


・定量化される「つながる」レベルは、リアルな「つながり」のシミュレートであり、あくまで擬似的


・個人あるいは企業が打ち出した定量化の方式により、知らず知らずのうちに操作されている


といったところでしょうか。(すみません、疑いすぎ気味ですね)
とは言え、従来のマスマーケティング的な広告よりもフレンドリーなワン・トゥ・ワン・マーケティングが、
Webを使って、誰もが手軽にローコストでできるのは素晴らしいことだと思います。

日本でますます広がる気配のFacebook、しっかり使いこなし、ポイントをおさえていきたいと思います。


ちなみに講師の方は、


「いい記事を書いて、他のヒトからアクションをもらう運営」


をこころがけているそうです。
書き込んだ記事に、ポン・ポン・ポンと、20個ぐらい「いいね!」がつく感じらしいです。
さすがに、「シェア」は、自分のウォールも汚れるのでなかなかもらいにくく、
1週間に5個程度あれば、まずまずとのことでした。


P.S.


2月11日(土)「関ジャニの仕分けオメガ∞」という番組を見ていました。


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今回のお題は、「最強の歌ウマ軍団にカラオケの得点で勝てるか仕分け」です。
最強歌ウマメンバーと関ジャニメンバーが、カラオケ同じ歌を歌い、得点を競い合うのです。
歌いだすとテレビ画面の下半分に、音程と時間位置が出て、音程やリズムがはずれていないかどうか

チェックされます。そして、
 ・こぶし
 ・しゃくり
 ・ビブラート
 ・フォール
が入ると、加点されるのです。
ラストでは、「みちのくひとり旅」を、本家本元の山本譲二さんと村上信吾さんが競います。
結果は、山本さん94.295点、村上さん78.403点と、山本さんの勝ち。無難な結果で胸をなでおろしました。
で、です‥本家本元が歌って、なんで100点ではないのか。
評価対象の音程、リズムは楽譜がベースなのだと思います。
そして、加点対象のこぶしやしゃくりといった技法も、一般的な基準が設けられているのでしょう。


Facebookのエッジランクを、即、思い出して、ひとりで苦笑するワッハではありました。