「本当クソの役にも立たねぇな!」

妹が生まれてから
母は躊躇なく心の老廃分を私に吐き捨てるようになった。
これは母の十八番台詞だった。

なぜか鮮明に覚える朝。
食パンのチーズが無いからと、朝から自転車で買いに行かされる。当時小学校中高学年かな。

チーズが売ってなかったので、パンに乗せるものが何も無いのだと思ってマーガリンを買って帰った。

「余計な事してんじゃねぇよ。ハァ本当クソの役にもたたねぇな」

悲しい。

なんでそんな事言うの?

でもそれを表情に出したら
「はい、ママが正しいです」と、言葉でも表情でも示すまで怒鳴られる。終わらない。

だから、ただちょっと申し訳なさそうな顔で頷くだけ。


私たちは母の実家に住んでいて
おじいちゃん、おばあちゃんがお店をやりに毎日くる。

お店が終わったら、母のお姉さんの家に帰って行く。

(帰らないで、、)

私が1番恐怖だったのは
年に数回のお店がお休みの日と、父が夜勤の日だった。