その頃は産院も育児雑誌もひたすら完母を勧めてきました
"完母で育てるのが一番"
その教えが
完母で育てなきゃいけない。
ミルクは与えてはダメだ。
おっぱいが出ない私はダメな母親だ。
と世のお母さん達を追い詰めていたのではないでしょうか。
当時バリバリの新米ママだった私
まずはおっぱいが出ない事に泣く
お腹空いたと頻繁に泣き叫ぶ俊ちゃん
見兼ねてミルクあげようと言うパパに激怒
産後クライシスに突入
産後鬱まではいかなくても寝不足とホルモンの影響もあり感情の制御不能になって苦しい日々でした
身体も精神も崩壊寸前でなんとか頑張って完母に到達しました。
ところがどっこい、赤ちゃんの免疫やアレルギー予防にも完母がいいと謳われていたのにも関わらず俊ちゃんは重度のマルチアレルギー
今でもミルクを飲んでいたら乳製品のアレルギーにはならなかったのではないかと思ってしまいます。
そしておそらく俊ちゃんをアレルギーにしたのは、スキンケアの失敗。
今でも申し訳ない気持ちでいっぱいです
それから7年。
今回の出産を通して、完母を勧めてくる人は誰もいません。
というのも厚労省が2007年に妊産婦や乳幼児に関わる医療従事者が一貫して支援できるように策定した
「授乳・離乳の支援ガイド」
が12年ぶりに改定されました。
そこで改定されたのは
・授乳の支援は母乳にはこだわらず母乳だけ、ミルクだけ、混合それぞれ親の状況を尊重し支援する
・ミルクを与えると肥満になるという科学的根拠はない
・母乳の場合6ヶ月で鉄欠乏になりやすい傾向がある
・生後6ヶ月間の母乳栄養に小児期のアレルギー疾患を予防する効果はない
あれは何だったのよ!と行き場のない憤り
アレルギーの治療に関しても、完全除去から医師の指示のもとできる限りの量を摂取した方がいいとかスキンケアの重要性が言われるようになったりと変化があったように授乳に関しても変わるんだよね
すごく踊らされてきた私
はくちゃんはおっぱいは全く飲まず
搾乳した母乳とミルクで育てていましたが、
生後1ヶ月して試してみたらゴクゴクおっぱいを飲むようになりました
今はママが疲れてる時やママ以外の人が授乳する時に1回/日程度ミルクをのんでいます
俊ちゃんは哺乳瓶受け付けなくなり困ったので、はくちゃんにはこのまま哺乳瓶とも仲良くしてもらうつもりです
ほんと、気楽
はくちゃんをお婆ちゃんに預けて俊ちゃんと映画を観に行ったり、
2人で過ごすこともできています
授乳期間は本当にあっという間に終わってしまうから、おっぱいにしてもミルクにしても赤ちゃんとの時間を気負わずに思いっきり楽しみたいです
俊ちゃんの宿題を見ながらはくちゃんに授乳。
ちょっとだけ自分で頑張ってもらいました