3年ぶりにお花屋さんに復帰の初日。

ハサミとか道具を持ったので、バッグが重い。

風が冬の風に変わったみたいだ。

ネイリストを辞め、もう一つの夢だった花屋さんで働きたい！と思い立ち、職業訓練校で3ヶ月間花の勉強をして、未経験で都内の大きなお花屋さんで働いたのが3年前。半年間だったけど、お花の扱い方やラッピングの仕方などを覚えたし、なにより花の接客がネイルの接客と違って短い時間にご希望のお花をアレンジすることが楽しくてしょうがなかった。

それから父親の介護があって父が亡くなったタイミングで、今回お花屋さんの夢をもう一度目指すことにしたのだった。

お花屋さんの仕事は、冬でも冷たい水に触れたり、花の鮮度を保つために常に寒いところで作業したりと大変なことが多い。

それでも、接客でお客様のご希望に合わせたお花を作ることの楽しさや季節ごとに違う種類の新しいお花に触れられることの貴重さは他のどの仕事にもないワクワク感がある。

今度のお店は小さな店舗だから、色々なことを1人でできるように任せられるらしい。

新しい人生の始まり始まり。

ドキドキと不安の混じった気持ち