期待通りのオトドケモノ、期待以上のLiLi ~8月2日の昼夜ライブ~
2015年8月2日。
この日は休みを指定して、昼はオトドケモノ企画「白昼堂々vol.2」、夜はLiLiワンマンライブでした!
ご存知の方もいると思いますが、8月はぜひ行きたいというイベントが数知れず、その中でも昼・夜ともに注目のライブが揃った日が3日間もあり。
しかし、その中から1日を選ばなければならず
・・・選ばなければならないのだ。嫌でもなんでも。実に超スーパー究極の選択。
そして選ばれたのが、この日。(後にもう1日も休みになったのだけど)
行ってみた結果。選択は正解でした。
他の日を選んでおけば良かった、という気持ちはありません
ただ、予想と違っていたところは、LiLiのライブは予想以上だった。素晴らしかった。
これで大きい会場を埋められれば完璧だ。
そしてそれに関連して、オトドケモノのステージでの・・・ちょっと気になるところが見えてしまったところ。
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昼のオトドケモノ企画@新宿Marble。
アシタカラー、その声とスピード感が、良かった。物販での対応も、爽やかだった。
ドシードシー、生で見たのは初めてだけど、また聴いてみたいと思った。
オトドケモノ、彼らの言霊は我々に内なる力をみなぎらせてくれる。聴けることが幸せだ。
でも、何かが足りない。
なんとなくすっきりしない気持ちを抱えながら、都心を離れ横浜へ。
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関内にある横浜BAYSISに着くと、すでにLiLiワンマンの整列が始まっていて、きれいに並んでいた。
印象的なのは、A券・・・つまり、手売りチケット列のスペースがほとんどだったこと。
前日夕方にSOLD OUTだったので、会場は満員。
年代もばらばら(若干年齢高めかな)ならば、男女も均等。
あらゆる層から支持されている、LiLi。
ライブが始まってすぐにお客の気持ちを温めて、ライブに参加しやすい雰囲気を作ってしまうところは、さすがLiLi。
初めての人でも、とっても参加しやすい。
とにかくステージの方を見て、同じように身体を動かせば、自然と楽しめるように作りこまれている。
もはや、ずっとただ見ているだけ・・・という態度を取っているほうが目立って恥ずかしい
ライブ自体も、聴いていて気持ち良かった。爽快だった。納得のライブだった。
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さて、改めてオトドケモノのライブを振り返ってみると、
「そういえば最近のオトドケモノのステージでは、初めて聴く人でもついつい引き込まれてしまうような工夫」というのが見えてこないなあ、と。思うのです。
ステージ上で演奏する、MCをすることで手一杯で、なんだか一方通行のように見える。会場の雰囲気を見ながらライブの進行を微調整・・・というのが無いのかも。
そういうのは必要ないのかもしれない。
オトドケモノなら、楽曲本体で紡いでいる言葉で、十分心を揺り動かすことができる。
・・・確かにその通りなのだけど、初めて聴いた人が最後の曲でその良さに気づいたのでは、ちょっともったいないなあ、と。
何よりも、それができていたライブがあったのですよ。約3年前、ツアー中の川越DEPARTUREで。
「初めて来たはずなのに、会場内すべての人をオトドケモノの空気に染めてしまった」というライブ。
せっかくいい楽曲たちが揃っているのだから、来場者全員に覚えて帰って欲しいのです。ほんとに。
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LiLiの方にも一つ。
今回メール予約がどれだけあったのかわからないのでなんとも言い切れないけれど、
・手売りチケットが圧倒的多数(見た目の感じで7~8割はあったかも)
・前日夕方にSOLD OUT
ということを考えると、
・「ぜひ行きたい!」&「チケット買いに行けます!」
という層はがっちり捉まえているけれど、
・「当日までチケット買えないけど、ぜひ行きたい」という、来場頻度の少ない層
・「直前までわからないけど時間ができたら、ぜひ」
という層はあんまり捉まえられていないのかなあ、と。
もしかすると、コアなファンの下の「興味持ってます」というような層が少ないとか、もしくは「興味持ってます」層を会場まで連れてこれていないのかも、という懸念がある。
もしこれが正しければ、Duoワンマンに向けてはかなり強力にプロモーションをして、LiLiに出会えていない人や見たことある、興味あるという層を多数会場まで連れてくる、ということが必要になってくるのかもしれない。