心が震える授業がしたいといつも思う


どの教科でも


心がぐっとくる瞬間を毎回つくりたいと思う

教育がすることは結局「人として」生きる力を引っ張り出すだけだ、と個人的に感じる

その上で勉強が楽しいと思えたらそれはそれでとても素敵だ


どんな子でも生きる力は絶対にあると信じてるから

その力に目覚める準備をするのが学校であり、勉強だと確信している


うちの子全然出来ないし、学校でも足りてないってさんざん言われて…と絶望してくるお母さんをたくさん目の当たりにしてきたけど


俺はぜーんぜん心配してない。

アホだなーどうしようもねーなーってところもたくさんあるけど、その分素敵なものもたくさんあるもの。


だから


何も心配することはない


本当に出来ない子は


穴のあいたカップのようなものだと個人的に思っている


入れても入れても抜けていく。


穴が大きければ大きいほど抜ける。

そのカップの大きさ、開いてしまってる穴の大きさは個人差があるから


きっとすぐにあふれておまけにすぐ抜けちゃうくらい小さいカップでおっきい穴の子もいるし

逆におっきい器で穴なんて全然なくて入れれば入れるほど受け止める子もいる(ただし、漫然と注ぎ続けることでいつか溢れてそれ以上は入れられない日が来るかもしれないのも事実)



小さいカップで穴がおっきな子は夢も希望もないのかと言ったらそんなはずはないのだ


水を注げばそこには水滴が付く


たとえ微量でも


それはとても大事なことなのだ


それだけでいい


何も引っかからない、何も学べないなんて絶対にないんだから


微量な水滴が乾かないように、いつもその子のカップが濡れているようにするは教育じゃないのかと。

で、少しずつ穴を埋めていく作業をすればいい。


もしかしたら埋まらないかもしれない


それなら自分で水を注ぐ方法を教える

余裕のある奴にそいつの水を注がせる方法を教える


なにより、いつも子どもの一番やわっこくてドキドキする部分を常に刺激していたい