パロ・秋の景色 | ピンさんのブータンとトルコ田舎生活日記

パロ・秋の景色


ピンさんのブータン日記

私の好きな景色の左下のパロ・ゾン(県庁兼寺院)と右上のタ・ゾン(国立博物館)の間の山肌が草が枯れた秋の景色になっています。


稲刈りが終わったパロ谷では稲わらを積み上げた 風景があちこちで見られます。


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稲わらを放し飼いされている牛や馬などに食べられないよう稲わらには有刺鉄線が周囲に張られています。

背景の家は最初廃屋かな?と思っていましたが、人が住んでいます。

私の住んでいる家から500mほど南に行った所の風景です。


更に南に行くと家の屋根からかまどの煙が立ち上っています。


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建物は違いますが、昔ののどかな日本の田舎をほうふつさせる景色です。


そう言えば

昔の日本を思い起こすBBS・TVのニュースがありました。


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山奥で道路も無い、電気も来ていない山奥の村で、一軒の民家に近所の人が集まりTVを見ています。


この家の主人は遊牧民で、冬虫夏草を採取出来る資格があり、冬虫夏草を採取してお金持ちになり、TVを買い、パラボラアンテナを立て、太陽光発電の設備を供えることが出来ました。


昔の日本のTVが始まった頃、TVのある家は珍しく、TVのある家に近所の人がTVを見せてもらいに行ったことを思い起こします。

この村の人が夜になると集まり、この家の居間で見ています。

TVを見ることががこの村の唯一の夜の楽しみだそうです。


太陽光発電で得られた電気は蓄電池で溜め、それでTVを見ているそうですが晴れた日には10時間以上持ちますが、曇りや雨の時は2時間ほどしか持たないのが課題だそうです。


まだブータンでは電気が来ていない村、道路がひかれていない村がまだあり、政府は数年中に全国に電線と道路を引くことを約束しています。


話題が全く違いますが、私の住んでいる家の近所の2つ星ホテルですら相変わらず欧米人の観光客がミニバスで来ています。

観光シーズンはまだ続いています。


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