久々に仕事らしい仕事をした。わずか1週間ではあるが、ほぼ全霊を尽くして作り上げた。昨日無事に頂きを見、貪るように眠った。家に着いてから眠るまでのプロセスの記憶が久々に飛んだ。

その翌日である今日は休むことにした。昼前まですべてを忘れて眠った。意図的に忘れようとしなくても脳が自己防衛的にそうしたという方が実態に近い。簡素な昼食を補い、山と積まれた1Q84を掴み、それを抱えて喫茶店に入った。

あたりには、資格の勉強でもしてるのか、決して若くない人々が分厚い書をいくつも並べて一心不乱に何かを書いている。立派なものだ。でも、きっとこのうち何名かは、夢潰えてこの努力の先に描いていたものを掴めないまま生きるのだろう。物悲しいことだが、そんなもんだ。

無駄に滞留する僕にも店員は慇懃だ。回転率を下げて申し訳ない。

すっかり集中力が途切れた頃に、すぐ横の席に人が来た。同じように勉学を始めた。だがどうも演技じみて見えてならない。3分の1の時間は虚空を見つめ、3分の1の時間はより広いスペースのある席がないか見回している。今、友人から飲みの誘いがきたら彼はすぐ行くと確信が持てる。

と思ったら空席が生まれたのを見逃さずに、5秒で移動した。ここからは集中できることを願ってやまない。

ただの休日はこんなにも無駄なことを考えることはない。でも今日は考える。使い慣れた自分の脳から出てくるアウトプットが新鮮で楽しい。明日もきっと、こんな1日がやってくるだろう。楽しみだ。