昨日は赴任1周年でした。（正式には主人のみ。（＾＾；））
転勤の辞令が出て、海外引越に至るまでの
私の気持ちと体力の葛藤が思い出されます。
思い出すだけで泣けてきます。グスッ。
赴任前に偶然知り合った外国通の奥様から
「あ～、あそこに赴任が決まりましたの。。。そう、元気を出して。
何もないと思って、持って行けそうな物は全て持ってお行きなさい」
と素晴らしいアドバイスを受け、
またインドに住んだことのある友人・知人の皆様からは
「納得のいく化粧品は何も無い」
（輸入物がたまにありますが、日本人のお肌にはキツイのです。）
「トイレットティッシュは質がゴワゴワで巻きも悪いのに1巻きが100円する」
（これ、日本の感覚で行くと高いですよね。
12ロールで1200円という計算です。
あの時、何パック用意して持っていったっけなぁ。１２？１６？・・・。）
「日本食は皆無、もちろん、当然日本米なんて無い」
（インド米は格安で売ってますけど、日本食には合いません。）
「シャワーの出が悪く、またすぐにお湯から水に変化する」
（ギザという湯沸かし器を使用するんです。その良し悪しで運命が決まります。）
「美味しいお菓子はもちろんないから、自分で作る」
「日本を感じるお菓子をたまに食べると嬉しくてしかたがない」
（お土産に抹茶系のお菓子を差し上げたら、すこぶる評判が高かった。）
「水質はよくないので、食器は食器乾燥機などを使用し、高温殺菌するといい」
（買い忘れたが、のちにありがたいことに友人から頂けた。本当にありがとう。）
「気になる時はアルコール消毒がベター」
（おかげ様で、昨年のカビ地獄の時にカビたスーツやネクタイにかけて凌いだり、
お皿やお弁当箱も消毒に今も重宝しております。）
「ガスカセットは手に入らないから電気グリル鍋や電気プレートを持参するといい」
（土鍋派、直火派だった我が家は両方購入。）
「インドの蚊取り線香は殺虫効果がないから、日本のものがいい」
（インドではヒンズーの教えで、たとえ虫でも殺さないんです。）
「インドの薬は強すぎるので、日本で購入しておくと安心」
（本当に強いので、みなさん、インドの薬でクラクラした経験が。）
「公共の乗り物は大変危険だから、車は買ったほうがいい。」
（バンガロールには扉のない３輪のオートリキシャと、
いつも押し競饅頭のバスしかありません。
また、バンガロールでは、
扉のあるタクシーは、前もって契約や予約をしないと乗れません）
「買った水でも、ボウフラがいないか確認すること。」
（オーマイガ！！！！！！
しかし、一度、１5リットルの買った水に本当にボウフラがいました。ひぇ～。）
「湿度が大変低い時季があるので、スチーマーや保湿剤は必ず持っていかないと
肌の老化が激しくなる。」
（ナノ粒子のスチーマーを買い、お気に入りの保湿化粧品を山と買ったなぁ。）
「湿度の高い雨季には、カビが発生しまくるので、ドライペットなどの
吸湿剤を持ってきたほうがいい。」
（これは昨年、2年分と勝手に計算したものが全て無くなった。）
などなど、長く住んだ人にしかわからない、
尽きることのない心配事項をつぎつぎと教えてくれました。
そしてアドバイスはまだまだたくさんあったと思います。
まさに、インドでの数年という長期の暮らしを考えたら、
赴任前に購入準備し、船便に載せなければならない重たいものが
山とあり、振り返るとあの時に使った金額は２００万円弱で、
我が家にとっては膨大なものでした。
薬局で30万くらい使うなんて、いままでありませんでしたし、
保存のきく日本食、缶詰や自分のこだわりの食材なども、
何度も自転車で重たい荷物を抱えて往復したっけな。
自家用車は、高値が付く時期に売ってしまったし。
で、高値といわれる値で売った愛車の金額が１６，０００円でした。
ひゅ～るり～、木枯らしが吹きます。
こだわりのあの愛車、今はどんなオーナーを乗せているんだろう。
・・・でも、その準備のおかげで、
これから１～２年は安心感を持って生活できそうです。
週のほとんどを会社で過ごたり、日本という素晴らしく便利な国に住んでいたり
インドという土地にいても生活に密着しない人には、
とてもじゃないけどわからないことが山とあったのです。
何事も、机上のことではわからないことが本当に多いことに気づきました。
あの時、いろいろとアドバイスしてくださった皆様に、
またあの頃、私を心身ともに支えて励ましてくださった皆様に
改めて感謝します。そして御礼を言いたいです。
本当にありがとうございました！！（*＾▽＾*）
またこの一年もがんばりマース！！！！！