インドの水道水は、日本のようにそのまま飲めません。
一昔前と比べたら、日本の国際協力銀行による金銭・技術の支援のおかげで
浄水設備、下水道設備の新設や強化が進み、
かなりの改善は図られているようですが、
日本との生活用水レベルに比べたら、まだまだのようです。
というわけで、いまだ現地の人でさえ、水は沸騰させてから使っています。
さて、ではにわか現地人の私たちはどうするの?というと、
Aqua gurdeもしくはAquafloという名の浄水器を
通した水を使用します。
この浄水器は繊維フィルターと、活性炭、UV殺菌という工程をし、
綺麗な水を供給してくれます。
(でも来印数ヶ月の私は生では飲めませんよ、くだします。)
我が家の浄水器はこちら↓
この真ん中から出ているパイプから水が流れてくるのですが、
このパイプが直径1cm程度の細いもの。
そして軽いので、水が出てくるとプランプランと不安定なのです。
水圧も低いので供給される水もチョロチョロです。
ちなみに電気で動くものなので、停電になると使用できません。
食器は水道水でまず洗い、その後この浄水器の水で
すすぎます。
水量がとっても少ないので初めはイライラしましたが、
今はだいぶ慣れました。
このチョロチョロの水に慣れて日本に帰れば、きっと水節約家になれます。
お米はこの浄水器の水で研いで、その後別買いのタンクの水を使用し
米を炊きます。
うどんやそばはゆでても水道水でジャージャーとしめることができないので、
ボールに「購入したペットボトル水で作った氷」をいれ、
買った水を張り、その中でギュッギュッと揉み洗いし、しめるというわけです。
日本料理の中でもとりわけ簡単といわれる料理が
どうも不自由な料理に変身してしまいます。
まあ、これも「慣れ」と「努力」と「改善」ですね。
最近は氷をせっとせと自分で大量に作ってストックしては
蕎麦なりうどんなりを食しております。
自動の製氷機付の冷蔵庫が懐かしいなぁ。
そうすればもう少し楽なんだけどなぁ。