若い事業家を応援する 千葉県習志野市の開業税理士 雨宮譽夫税理士事務所 -3ページ目

運動と健康について改めて意識したのは、前に書いた乳頭部ガンで入院したときでした。

入院以前もテニスやジムでの筋トレなどの運動をしていましたので、多少筋肉はついていたのですが入院して内科のお世話になっていたときは治療は薬と安静にすることでしたので1週間ほどでトレーニングでつけた筋肉はあっという間になくなってしまいました。

筋肉には速筋線維と遅筋線維があるようで、筋トレでは速筋線維が鍛えられて大きくなるようです。鍛えるのをやめてしまうとこの速筋線維はもとに戻るのも速いようです。

手術が必要になったので内科の担当から外科に担当替えになったわけですが、内科では薬物療法と安静にするようにいわれていたんですが、外科に変わった途端に手術には体力が必要とのことで、体を動かして体力をつけるように言われました。内科と外科は対処方法がまったく反対ですね。

手術は十二指腸と胆のうを摘出し、膵臓も半分切り取り、いままで十二指腸に出ていた胆管を小腸に付け替えるという大掛かりな手術で10時間くらいかかったようでした。

手術の翌日には集中治療室から一般病棟に移されましたので、ここで1週間くらい安静にするのかなと思っていました。ところが執刀した先生がやってきて、ベッドから出て少し歩きなさいと指示されたんです!?

何と乱暴なとは思ったのですが、先生の指示ですから従うしかありません。このときベッドから立ち上がるときの痛かったこと、更に立ち上がって少し動いたら内臓がゴロゴロ動いて気持ちの悪かったこと。ですがしばらく動いていたら内臓も落ち着くところに落ち着いたようで楽になりました。

外科医は乱暴だなとは思いましたが、時間が経過すれば術後に無造作(?)に押し込んだ内臓がそのままの位置で固定されてしまうおそれがあるので、これは正しい処置だなと納得した次第です。

手術後は2週間くらい入院していましたが、このときに閉口したのが決まった時間に運ばれてくる食事です。ベッドに横たわったままですので食欲がありません。ですが生来の貧乏性で出された食事は全部食べないといけないという意識があったのでこの食事タイムが苦痛でした。

ところが執刀医からそれなら病院の廊下を歩きなさいと言われ、点滴の器具を曳きながら廊下をグルグル回ってみました。これが効果てきめんで食欲が出てきて、食事も気にならなくなりました。

ということで、人間は動物なので体を動かさないとダメだなと思い、退院した後も時間があればウオーキングをして、体調を維持するように心がけるようになった次第です。