主人が直帰で珍しく
とても早く帰ってきた。




“今日は自分がワンコの散歩に行くよ”

と言ってくれたから、


“有難う!助かる!!”
と感謝した。




息子と自分達の食事を作って
先に息子に食べさせている間、
主人はずっとゲーム三昧。




ワンコがそわそわし出したので
“散歩はいつ頃になりそう??”

と聞いてみたら、

「メシ食ったらすぐ行くよ」
とイライラして言われたので、
それ以上は何も言い返さなかった。



催促続けるワンコを見ながら
“やっぱり私が行くべきだったかも”

と少し後悔した。




夕食が終わったあと
主人はゲームをしながら
横になっていた。



もう嫌な予感しかない。



そのまま寝落ちの体制やんけ・・



勇気を出して再度声をかけた、

「ワンコが散歩待ってるみたいなんだけど」

と。



“分かっているよ、
ちょっと疲れたから仮眠してから行くよ”

と言われて激しく後悔した。



“やっぱり私が行くべきだった・・”

と。




でも何度も行くと言ってるし
それを信じて、
私は息子をお風呂に入れた。



願わくば、
その間に行っていて欲しかった。



でもその願いは打ち砕かれた。



主人は完全に寝ていた、
イビキをかいて・・。



ワンコは我慢し切れず
シートでオシッコしていた。



それを見たらもう堪らなくて
泣きながら主人を起こした。



“ねえ、もう21時になるよ、
一体いつ散歩に行ってくれるの??”

と。



こういう言い方をしたら
主人が怒るとわかっていた、

でも言わずにいられなかった。





案の定、
起こされて寝起きの主人は
超不機嫌で、


「うるせーな、
行くって言ってるだろーが。」

と凄んできた。




私の心が壊れた気がした。



もうどうにでもなれ、
と思った。



「もういいよ、私が行くから、
嘘つき!!
息子を見るくらい出来るでしょ。」

と言って、

ワンコと家を飛び出した。




胸が苦し過ぎて
息が出来なくて、
散歩の記憶がない。


戻ってくると
主人はゲームをしていた。


ダメだ、コイツ・・