前回からの続き・・




私の記事を載せた方を
攻撃したいのではなく、

あくまで

今回の“身体拘束”
のキーワードで、

私が
フラッシュバックして、

苦しくなってしまったことを
吐き出すために
書いているだけなので、

ご理解頂けると
幸いです。





前回は
私の友人にまつわるお話でした。




質問にありましたが、
私の友人は自死でした。



20年以上も前のことですか、
拘束を受けた方も、
結果的には自死だそうです。


友人については
また改めて書こうと思います。







フラッシュバックの
2つ目は、

もう何度も書いてますが
稽留流産手術の時の
出来事です。




30代から
10年以上不妊治療を続け、

完全流産のあと、
化学流産を何度かして、

諦めかけていた時に
ようやく妊娠。




でも
心拍確認後すぐに
8週で稽留流産しました。





以前自宅
完全流産した時に

大出血で倒れ
大変な思いをしたので、

すぐに手術を
受けることにしました。





もう心臓が止まっているのに
お腹の子が愛しくて、

ずっとずっと
お腹に手をあてて
話しかけた。





手術当日の朝、

お腹から
出してあげないと・・

と思いながらも
別れが辛くて悲しくて、

お腹に手をあてながら
大泣きしてしまった。





手術室は
それほど広くなく、

手術台ではなくて
いつもの内診の時の
台のような感じだった。




看護師さんが
手術のための準備をされて、

片方の指に
血圧を測る機械を
つけたり、

何かの管を
つけられたりした。




そして
どのように説明されたかは
忘れたけど、

両手を
バンドのようなもので
固定された。




その時まで
私はずっとお腹に手をあて、

心の中で
お腹の子に語りかけていた。




だけど手を固定されたら
もうお腹に手をあてられない。





麻酔をかけられて
手術を受け、

次に目覚めた時には
もうお腹は空っぽだ。




そんなことは
耐えられなかった。



必死で看護師さんに
訴えた。





“お願いです、
意識がなくなってから
固定して貰えませんか??”


と。





“ごめんなさい、
決まりだから無理です”

とキッパリと言われたので
私もすぐに諦めた。





でももう
お腹に手をあてられない、

このまま赤ちゃんと
お別れなんだ・・


そう思ったら
苦しくて堪らなくて、
涙があとからあとから
こぼれ落ちた。




なんで私は
この子を生んであげられなかったの??


この子は
何も悪くないのに・・




私が無理に
不妊治療を受けたばかりに、

この子に
苦しい思いをさせてしまった・・



この子は一人ぼっちで
逝かなければならない・・





申し訳なくて
辛くて苦しくて、

涙が止まらないけど、

でも両手を固定されていて
その涙を拭くことすら
出来なかった・・




麻酔をかけられた時に
意識を失いたくなくて
必死で抵抗した・・



お腹から
赤ちゃんがいなくなるのが
耐えられなかった。



せめて最後に
お腹をさすってあげたかったのに・・




“やめてー、やめてー”

と私は心で叫んだ。





そして次に
気がついた時には
病室だった。


“やめてー”
と言う自分の声で
目覚めた。



どこからどこまでが
現実だったのか・・



ずっと夢の中で
“やめてー”
と叫んでいたのか、

わからずに混乱した。




そして
自由になった手で
慌てていつものように
お腹をさすった。



もう空っぽ・・


赤ちゃんはもういない・・





あの時の悲しみが
今も忘れられない。



もし両手を固定されずに

意識を失う瞬間まで
お腹に手をあてて、

赤ちゃんとお別れ出来ていたら
ここまでのトラウマには
なってなかったかもしれない・・



今もきっかけがあると
今回のように
フラッシュバックする。






でも目の前には
愛しい息子がいる。



息子が
私を現実に戻してくれる。



これまでの
悲しかったこと以上に
幸せを感じさせてくれる。



あの子の分まで
精一杯息子を愛していこう・・