「とりあえず離婚しは回避ました」

みんなにこう伝えた。

意味はとりあえず急ぎで離婚はしません、という意味。

子どもの為に「父親」「母親」としてひとつ屋根の下で暮らそうと言うことになった。

「いつまで?」と聞かれ「子どもに求められるまで」と答えた。


しかし一昨日、寝つけない夫が色々問い詰めてきた。

「子どもに求められるまで」とした期限が「高校生まで」に変更されていた。

一緒にいる意味がないよね?

なぜ離婚したくないの?

と言われて黙り込んだ私。

専業主婦だし年齢もあるし財産分与はなし、親権も…と言われたらはい、分かりましたなんて言えるわけない。

分かっていてわざと聞いてきたのか?

本当に分かってないのか?

どちらにせよ、嫌だ。

私もそんな人とは暮らしたくない。


そもそもこんなことになる前から夫は何かが変わった。

なんのことだか忘れてしまったがふたりで議論していた時にさっきこういうふうに言っていたけどさ…と言われた心底驚いた。

私は一言もそんなこと言ってなかったから。

それを言ったのは夫だったから。

自分で言ったことを私の言葉として反対意見を言っている夫が怖かった。

怖かったし心配になった。

次の日アルコールのせいだったと話されたけれど…。


私達はとても安定したカップルだった。

友達も姉妹も両親もそして私達自身もそう感じていた。

離婚、浮気、不倫、すれ違い…

無関係なことだったのに…

分からないものですね。