ゲームマーケット2015年秋初出し
「新ボードゲーム党」様の作品
「タイムボム2」のプレイレポートです☆
●対象人数:4～6人
●時間:1～30分
●対象年齢:10歳以上
●系統:正体隠匿系
読み合いが楽しい「タイムボム」の第2弾がついに登場！
第1弾は、SWATの中にテロリストが紛れ込み、テロリストに爆弾を爆発されないよう解体する…というストーリーでしたが、
そのSWAT達が、遂にテロリストのアジトを突き止めました！という続編的なゲームになっています。
世界観が続いていることが、「タイムボム」ファンにはたまらないですね！
続編ですが、ルールはガラッと一新！
しかし、「タイムボム」の面白さである【読み合い】【騙し合い】の要素はしっかり入っております٩(๑•̀ω•́๑)۶
今回も、SWATの中にテロリストが紛れ込んだ、という設定は同じです。
4人では1人、5～6人プレイでは2人がランダムにテロリストとなり、お互いは仲間であることを知りません。
面白いのは、SWATとテロリストの手札は固定であるということ！
それぞれ4人の派遣要員を手札として持っています。
※5人の時はバランス調整のため手札が変わります。
SWAT達はアジトを突き止めましたが、まだ候補を絞りきれていません。
プレイヤーの人数+1個のアジト候補の中から、的確にアジトを攻めることができるか！？がこのゲームの鍵です。
正しいアジト(HIDEOUT)は、4人なら5個中2つ、5～6人なら6～7個中3つ。
その他はダミー(DUMMY)と、確実に1つボム(BOOM)が入っています。
SWAT側は、すべてのアジトに攻め入ることができれば勝ち。
テロリスト側は、アジトを攻め入られる前にすべての派遣要員がいなくなるか、BOOM‼︎へ攻め入らせて爆破させれば勝ちです。
場には、プレイヤーの手元に1つずつと、中央に誰も確認できない1つのアジト候補が現れます。
ここに、プレイヤーが順番に派遣要員を裏返しで派遣していき、4人揃ったら突入する！という流れです。
(誰がどの派遣要員を派遣したのかは分からないようにオープンします)
それぞれが自分の手元のアジトについて
「アジトだから来て！」
「ダミーorボムだから来ないで！」
という主張をします。
が、中には1or2人テロリストが紛れているので、その言葉を信じていいのか！？が【読み合い】の要素です。
たいてい、本来の数と合わない事態が生じます。
逆に、本来の数と合っている場合の方が、確実にウソをつく人が1～2人いるので、どちらが危険性が高いのか？という議論になります。
また、中央に誰も見ていないアジト候補があるので、そこがアジトである可能性が高いのかどうか？という議論もでました。
更には、《どうSWAT達を派遣していくのか》も大切な要素になります。
4人全員、このようにただのSWATなら、突入したあと帰還してくるのですが
このボムをもったテロリストカードが混じっていると、帰還はおろか、突入前に爆破されて派遣要員達は全滅してしまいます。
突入することができないので、そのアジトが何だったのかも分からないまま、派遣要員を失うのです。
このテロリストカードを打ち消すことができる、エキスパートなSWATが、各SWATの手持ちに1人ずついて、
Expert SWAT1人ごとにテロリストのボムを1つ除去することができます。
こうなった場合は、エキスパートSWATがボム1つを打ち消してくれたので、突入成功！
しかも、「HIDEOUT」なのでアジトを発見できた！ということですね☆
このテロリストカードがボム×2だった場合は、1つしか取り除けないので突入失敗です。
ExpertSWAT 1人とSWAT3人になった場合は、エキスパートなお仕事は何もしていないのですが、4人とも帰還しません。
SWATが帰還するかどうかもとても大切で、私がプレイした時は
《派遣要員が足りなくなってアジトを殲滅させられずテロリスト勝利》という盤面が結構あったので、エキスパートSWATを出すタイミングも大切なのです。
逆に言えば、テロリスト側もボム持ちの人数が限られている上、
仲間がわからない中お互いに出し合ってしまわないようにしないといけないので、
ボム持ちを出すタイミングが大切になっています。
更に【読み合い】の要素として、テロリストがあえてボム持ちのテロリストではなくSWATを派遣し、突入を成功させ、
突入したらBOOM!!でした！という事もありえます。
また、これはレジスタンス・アヴァロンと似ている点ですが、ボム持ちテロリストを持っているのはテロリストだけなので、
派遣要員4人の中にボム持ちがいた場合、派遣させたプレイヤーの中に確実にテロリストがいる、という【推理要素】も含まれます。
最初に
「ここアジトだから来て！」
と言ったプレイヤーがあまりに信じられるので、とりあえず行ってみよう！と行ったら、
すぐさまBOOM‼︎で終了、ということもあります。
そのため時間が1～30分、というのも面白いところです。
ちなみに、1度突入すると、突入されたアジト以外はシャッフルされて新たな配置になります。
突入する度に、再度
「ここアジトだから来て！」
などの主張が入り、どこにアジトがあるのか？の話し合いを行うことができ、
その可能性が無限大なので、1度の突入で30分会議できるほど盛り上がりました(*´ω`*)
個人的な感想ですが、人狼好き、アヴァロン好きの方はハマるゲームだと思います！
1に引き続き、2もとても面白いです٩(ˊᗜˋ*)و
是非やってみてください！
☆ゲームマーケット公式プレイレポートページもご覧ください☆
ゲムマ公認レポーター(*`αωα)ゞ
吉成由貴