たった4ヶ月しか使われなかった
陸軍万世飛行場。
200名近い若者が
ココから飛び立ちました。
“祈念館”は、“記念館”ではなく…
平和を“祈念”する場所。
南さつま市万世特攻平和祈念館。
彼らが飛び立ったという
その滑走路の跡地に立ち
彼らが観たであろう景色を観ました。
知覧以外のもうひとつの
特攻の物語がココにあります。
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◉第72振武隊
（後列左）高橋 要 伍長 18歳 千葉県四街道市出身
（後列右）高橋 峯好 伍長 17歳 横浜市出身
（前列左）早川 勉 伍長 18歳 三重県四日市市出身
（前列中央）荒木 幸雄 伍長 17歳 群馬県桐生市出身
（前列右）千田 孝正 伍長 18歳 愛知県扶桑町出身
昭和20年5月26日 午後2時頃
子犬を抱いた無邪気な笑顔と共に
撮影された写真は有名です。
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後列の右、高橋峯好伍長 17歳
出撃前夜、横浜市の父に書きました。
“父さん、母さん、
長らくお世話をかけました
峯好もいよいよ出撃します
ではくれぐれも御身体を大切に
高橋峯好
出撃前夜 五月二十六日”
前列右の千田孝正伍長 18歳 の想いです。
必沈 轟沈 又轟沈
吾が願ひ 酒のみて
我必沈確実なり
快なるや我が体当たり
見よ 沖縄の空と海を
我法名には
「純」を忘れられないように願う
「ああ哀しいかな」は必要なし
何も俺は哀しいわけは一つもない
唯 喜びで一杯なり
それから我には遺骨だなんてない
我が身の者は残しません
大体俺なんか墓地なんて勿体ない
俺はむしろ墓地より拍手のほうが好きだ
孝正の遺ハイは仏壇より神様棚のほうがいいかも知れぬ
次に過去を語る
何故俺は高二から工業高をやめたか
何故川崎航空機に入ったか
一に飛行士になりたかったので
そうして俺は幸せすぎた
親に対して申し訳なし
前列中央の子犬を抱く
荒木幸雄伍長 17歳は出撃の日、
群馬県桐生市に住む父に書きました。
“最后の便り致します
其後（そのご）御元気の事と思ひます
幸雄も栄ある任務をおび
本日（廿七日）出発致します
必ず大戦果を挙げます
桜咲く九段で会う日を待って居ります
どうぞ御身体を大切に
弟達及隣組の皆様にも宜敷く
さようなら”
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終戦記念日。
毎年、
この日に思うことは変わりません。
日本人の前に、ヒトとして、
感じるものを大切にしたいと思います。
少しでも
平和な国づくりを任された子孫として
責任感をもって心して暮らしていたい。
今年も
心洗う感謝のときをいただきました。
心より感謝いたします。
ありがとうございました。
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