センターの収容室でガチガチに固まっていたあるま。
兄弟のたくまとまひろは、手からチュールを食べてくれましたが、あるまは鼻に付けられたチュールを舐める事もできず、まばたきもできなかった。
噛むと言われたたくまと動きまわって目が合わないまひろを先に連れて帰る時に、収容室から伏せたまま困った顔をしてじっと見ていたあるまの姿は、これからもずっと忘れないです。
あるまは先に出さなくても状態は変わらないだろう、たくまとまひろは、先に出さないと悪化していくと思いました。
置いて帰る時、必ず迎えに来ると約束しました。
同時期に、収容されていた謳歌にも。
収容室からキャリーに移動した瞬間は、生きててくれた!という心底の喜びと、これからの覚悟の気持ちです。
このままでは、誰にも託せない。
助けたからには、人と室内で暮らせる最低限の事
①触れる、噛まない
②ケージに入れる
③トイレはオシッコシートでできる
④シャンプーできる
⑤抱っこできる
これをpinkyで覚えてもらいます。
覚えてもらわないと、誰にも託せません。
預かりボランティアさんにも託せません。
次に、人馴れ犬馴れしてもらわないといけないんですが、pinkyに馴れ馴れの犬がいないので、ある程度までしか馴れてくれません。
あるまは特にカチコチだったので、最低限の事が出来てから、沢山の馴れ馴れの犬達がいるボランティアAさん宅に行きました。そのまま里親様が決まるまでと思いましたが、たくまが決まったので、よりマンツーマンで馴らす事ができお散歩訓練しやすい環境がある野犬預かりボランティアKさん宅に移動しました。
メキメキ成長し、今も進化し続けている、イケメンあるま❤️
今は「野性動物」から「犬」になりました❗(笑)
沢山の人達が繋いできたあるまの命、いよいよ素敵な家族へとバトンを渡せる段階に来ましたよ❤️
人も十人十色ですが、野犬もまた同じです。
あるまにも、まだまだ出来る事と出来ない事はあります。
何匹もの群れで生きてきて、ある日突然群れから離されて孤独だった為、今は犬への依存が強く、隔離される事に不安を感じているようで、ボランティアKさん、手を変え品を変え、決して甘やかさずに愛情いっぱいで育ててくれています。
あるまの為には、年の近い気の合う先住犬とべったり過ごせる、お家がいいかな?と思います。
人に早く心を許してくれるように、先住犬がいない方がいいのかも?とも、思います。
どちらにしても、お留守番があまり長くないお家に、そして、なるべく兵庫県内の神戸市西区に近いお家の方がおられたら、今後のフォローがしやすいので理想かなぁと思います。
『ペットのおうち』でも、募集を開始しています。
繋げてきた命が幸せを掴めるように、皆さん応援を宜しくお願い致します🎵
普段の保護っ子の様子はInstagramでご確認下さい❤️