仕事を離れる際、
この言葉を生徒に伝えた。
「学生のうちは
素直でいなさい
謙虚でいなさい
人の話を聞ける耳をもちなさい
中途半端なプライドなら捨てなさい
そして何よりも
『ありがとう』
と言える人になりなさい」
この言葉は、学生の頃サークルの先輩が残した言葉。
最後の一文は 「バカになれ」 だったところを
「ありがとうと言える人になりなさい」 に、あえて変えて伝えた。
10代のうちはまだまだ未熟な状態だから、
失敗だってあるし、間違いだって起こす。
そのときに色々な人から支えられていることを実感すると思う。
それは決して当たり前なことではなくて、
そういう存在がいることはとてもありがたいこと。
だからこそ、『ありがとう』 って伝えることがとても大事なことだと思う。
たまたま、私が趣味でやっているゴスペルグループで同じような話になった。
10周年コンサート目前の話だった。
次の文は代表からの言葉である。
現在このグループは、誰かが、ではなく、
私達メンバー全員が一念発起して新しい出発をしなければ、
とても10周年という大きな大きな公演をむかえられない状態にある事、
非常な危機にあるというこの現実を
一人一人が真剣に受け止め考えて欲しいという事でした。
大きな事業に真摯に精一杯向かう、
ひたむきな姿勢が観客の心を打つ演奏に繋がる事を思い出し、
私が現状に抱いたこの危機感を全員がしっかりと感じた事を祈るばかりです。
この10年、色々な事情で活動を離れた人も沢山いたね。
その背中を寂しい思いで見送った経験は私にも沢山あります。
心細くて、もう無理だと思った事も。
でもそんな時、このグループには、
この活動を信じ、愛し、必要としている沢山のメンバーがいて、
そこで育まれる尊い時間や経験が確かにあり、
それらを個々の人生から決して取り去ってはいけないという思いがありました。
また、新人募集の度に私達に与えられる天使達との出会いは、
みんなでスタートラインに立つ機会となり、
このグループの事を伝えながら、
改めてその素晴しさや足跡の正しさをみんなが再認識できたと思います。
この時期にイマイチ自らモチベーションが上げられない人、
どうか自分がこのグループに入った当時の心境、
メンバーにかけてもらった嬉しかった一言、
初めての大きな自主コンサートを迎える前の不安、
終えた後の感動や達成感等を思い出してみて下さい。
今新しく入った人は同じ状況にいて、
あなたの心遣いを必要としています。
なぜこのグループが10年も活動を続けて来れたのか、
その価値を知っているみんなだからこそ、
それを新しく入った人が実感できる公演にしてあげたいと願う事、
それもまたこれまで培われたこのグループの魂の一部なのです。
この大切な時期に、この状況が与えられた事も含めこのグループの10年の集大成だと思います。
代表である私の責任も大きい事、私自身がまず反省します。
本当に申し訳ありません。
私も一緒に新しく出発したいと思います。
昔あったことを懐かしむ事がBack to the rootsではありません。
10年間の活動の変容を受け入れつつ、
活動の根底にいつも脈々と流れている「感謝」「思いやりの心=愛情」を
今一緒に見つめましょう。
ゴスペルのメッセージの根底「愛」とその流れがいつもリンクし、
普遍性を保ってきたと思います。
活動の環境が変わりメンバーが変わっても、
その二つがリンクし根を張り続ける限り、
このグループという木は多くの方を夏の日射しや
雨から守る木として成長を続けていけると思います。
今回の公演で、このことを10年のメッセージとして、
会場に来て下さるメンバーの大切な方々、
このグループをいつも応援し見守り続けて下さる方々と一緒に感じ、
尊び合い、このグループが存在する事を共に喜び合いたいと思います。
また、この公演をもって活動を離れるメンバーも何人かいます。
一緒に過ごせる貴重な時間を大切に愛しんで歩んでいきましょう。
この言葉の中には、とても大事なことがたくさんつまっている。
10周年を迎えたのは当たり前なことではなく、
色々な人から支えられて今があるということ。
私はいつのまにかおんぶに抱っこ状態で、
みんながしてくれたことに感謝しながらも、
それに甘えていたような気がする。
感謝するだけではダメなのだ。
「ありがとう」の分だけ、
自分も成長して周りに返していくことが大切なのだ。
それが本当の感謝だと思った。
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