過度に自分は見下されていると感じる事ありますか?
感情一致効果(または気分一致効果)と呼ばれるもので、自分が感じている感情と一致する情報ばかりを記憶してしまう心理を指します。
自分の感情と一致した情報ばかりを記憶するために、過去を振り返れば過去に自分が感じていた感情ばかりになってしまう。
つまり、「見下されている」と感じて他人の些細な言動から、自分を見下していると思われるものばかりを記憶すると同時に、過去を振り返ると自分を見下していると想像できる記憶しかないために、ますます「自分は見下されている」という感情を強めてしまう。
その結果、ひどい落ち込んだり、疑心暗鬼な状態から抜け出せなくなってしまうのです
見下された」と感じる心理を深く見ていけば、実は見下しているのは相手ではなく自分であるというケースもあります
防衛機制の他にも、ものの見方の偏りや論理的ではない思い込みを指す「認知の歪み」の一種である「結論の飛躍」でも、見下されたと感じてしまう心理を説明できます。
「結論の飛躍」は、その名の通りある小さな事柄をもとに飛躍した結論を導き出してしまうことです。
見下されたと感じる人が、他人の些細な言動を拡大解釈して「この人は自分を見下しているに違いない」と結論づけてしまうことは、まさに結論の飛躍そのものと言えます