自宅の最寄り駅から家に向かって歩いてたら
めちゃくちゃすぐ後ろで
ものすごい音がして 振り返ったら
おじいさん転んでた
生きてっかなぁ~と
恐る恐る話しかけてみた
「大丈夫ですか?立てます?」
爺 「大丈夫 ほっといてくれ」
「いやいや ほっとけねぇ~
ここ車通るし 足がかなり道路にはみ出てるし
せめてはじに移動しよーよ 動ける?」
爺 「うるさい さわるな」
そしたら ヒーロー登場
「どうしました? 頭打ってないです?起こしましょうか?」
爺 「うるさい さわるな ほっとけ」
「起き上がれないなら 警察か救急車呼ぶよ」
爺 「救急車呼ぶな 警察なんて必要ない」
「飲み過ぎだね とりあえず 車にひかれる前に移動しよう」
こんなやり取りを何度も繰り返し、
ようやく
爺「起こしてくれる?」と。
フラフラだったけど なんとか起き、立ち上がったら
身長180くらいある イケオジ・・爺だった
手、血だらけだったけど
ヒーローは数歩 歩いたのを見届けて去っていったが
イケ爺が歩いた方向があたしと一緒だったから
「家どの辺?」って聞いたら
爺 「なんでお前に家を教えなきゃならないんだ?」
全く口が減らねぇな
「あたしもこっちだから」
爺 「俺はこれから仕事だ スーパーで」
「手血だらけだし 酒臭いし 務まるの?
酔っ払いでも働けるなんていいね」
爺 「いいだろ?募集してるから おまえも来いよ
俺はあと2週間しかいないけどな」
最後は仲良くなった感じで別れたけど
心配で人通りがあるところまで見送っちゃった
夫にこの一連の話をして
明日スーパー行ったら爺に会えるかな?って言ったら
その日にクビになっていないよ。と・・。
だね
久々にホントビビったわ~
足腰にガタがきてるあたしに人を起こすことなんて
できないことを知ったわ
速攻救急車呼ぶね