理学療法学生さんへ


当院にもリハビリの学生が年間10名以上は来る。


懐かしさを感じつつも、自分との時代のギャップを感じることも多い。



今回は、リハビリ学生に実習に臨むに際して、気を付けてほしいことをまとめてみた。



①元気がない

 これは性格的なところが大きいかもしれない。が、実習の時くらい声は張りなさい。元気がない人に患者さんは対応してほしくはないはず。

②挨拶できない
 社会性の問題。これができないと、正直、実習中止~♪といった感じです。
 当たり前なんですが、意外とできない人多いんですよね。

③コミュニケーション能力欠如
 最近多いのは、学校ではよく話す子なのに、実習中は・・・。という子が多い。
 これは、おそらく上下関係が苦手なのではないでしょうか。
 縦社会から逃れ、横のつながりを求める現代。
 先輩や指導者、上司となると上手くコミュニケーションとれないのでしょう。

④権利意識が強い
 権利意識は社会の風潮でしょう。
 セクハラ、パワハラと同様に、学校でも「アカデミックハラスメント」、通称「アカハラ」という言葉がある。そうなると学生の権利意識も強くなり、指導者も強く言えなくなってしまう。実習施設側も訴訟や問題とはなりたくないため、指導がうまくいかないこともある。もちろん、アカハラはだめなのは当たり前。

⑤文章力ない
  これはどの学生も仕方がないとこかもしれない。
 ただ、インタネットで調べれば文章の書き方の基本くらいは調べれるはず。起承転結など。
 そして、レポートは必ず誤字脱字がある。これくらいは読み返してなくすことができるでしょう?

⑥探究心が無い
  なんで?なぜ?どうして?
しっかり疑問をもつことを大切に。

⑦積極性が無い
  とりあえず、見学しておくかー、
  とりあえず、物療手伝っておくかー、
  じゃ、何も得れない。
  物療の手伝いなんて二の次!
  



もちろん、これらすべてがクリアしている学生はほぼいないに等しい。

最初から完璧な人はいないし、臨床でもできない人も多い。

もちろん、、、私も。


ただ、問題は、そこの欠点に自信が気づいていて、解決しようと努力しているか否かは大きく違う。


学生には常々言っていることがある。


「目標を持て!」と

「自分が目標をもっていないのに、患者に目標を持たせることなんてできない!」
「自分を評価し、問題点をあげ、目標をたてなさい。すべて、リハビリのプロセスと一緒です。」


そして、いつものようにアドラーの倫理を説明する。


自分にも、患者にもしっかりとした評価、問題点の抽出、目標設定、プログラムをたてれれば、どんな臨床、社会で通用するのは間違いないでしょう。