ひたちなか市外野
こどもと大人のためのピアノ教室
講師の小室典子です
「家にピアノがあるのに、誰も弾く人が居なくて勿体ない。指を動かすと脳にイイらしいから、認知症予防にピアノを始めたい」
そうおっしゃって
昨秋ご入会された60代のMさん。
「弾いてみたい」とおっしゃった
『エリーゼのために』を練習中です。
テキストの音符に読み仮名を付けていますが
「音符がわかっても、左手がどの鍵盤を弾いてよいのか、すぐにわからない」
と、とても大変そう。
この曲は左手を大きく開いて弾くので、
そういう弾き方に慣れていないMさんは
音はわかっても
指がその鍵盤に咄嗟に行かないのです。
そこで
鍵盤に付箋紙を貼って目印を付けてみました。
「ラ ミ ラ」と弾く場所に紫色を、
「ミ ミ ソ#」と弾く場所は緑色を貼って
弾いてもらうと
「これならわかりやすい」
と喜んでいました。
ご自宅でも同じように
ピアノの鍵盤に付箋紙を貼って練習して頂いています。
「鍵盤に目印をつけて弾くなんて、小さな子供みたい」
と思うかもしれませんが
大人だって目印をつけて弾いて良いのです。
せっかくピアノを始めても
「難しい!」と思ってしまうと
ストレスになってしまいます。
『難しいことは易しく!』です。
難しい事を少しでも易しく取り組めて
楽しく練習して頂くために
どんな方法があるか
大人の生徒さんにも、いつも考えています。