2023/7/8

娘を天国に送った日。

出産から三日後、火葬場へ行きました。

 

とても気が重いのは確かですが、また娘の顔を見れることを少し楽しみにしている自分もいました。

 

 

火葬場は混んでいるので、時間通りに来るよう言われてはいましたが、

余裕をもって家を出た結果、一時間近く早く着きました。

 

夫と2人で行くつもりでしたが、母も一緒に行きたいと言ってくれたので、3人で向かいました。

 

 

 

 

途中で雨が降り出したので、コンビニで傘を買って、、、

 

どうやら葬儀場と火葬場が併設のようで、たくさんの人がいました。

どこも親族の方が多く集まって、お別れをされている模様でした。

 

 

そんな中、端の方に私達3人。

今までお葬式や火葬場で、気付かなかったけど、私達みたいな人もいたんだろうと初めて思いました。

 

 

 

 

 

時間よりも30分くらい早めに担当の方に声を掛けていただきました。

赤ちゃん到着したので早めに会いますか?と。

 

お別れの時間を少しでも長く取れるようにご提案いただきました。

 

 

担当の方は60代くらいの女性の方で、私も何回か流産を経験しましたが、娘が二人いますとお話してくれました。

優しさとお心遣いに感謝です。

 

 

 

 

お願いをしていた通り、娘の名前を書いて送り出す準備をしてくださっていました。

骨壺にも名前を入れました。

 

 

 

 

最後のお別れの時間、そして送り出す瞬間は本当に辛くて、娘から離れがたかったです。

やっぱりどうしても、私達の娘は可愛かったです。

本当に本当に、自慢したいくらい可愛かったです。

 

 

私達を親にしてくれて、本当にありがとう。会えてよかった。

 

 

 

 

 

 

待ち時間は、コーヒーを飲みながら。

葬儀屋さんとお話をする時と同様、今回の費用の支払いからです。

例によって冷静になることができました。

 

 

 

 

 

 

最後に、残らないだろうと言われていた遺骨ですが、足、背骨、あばら、頭、、本当に小さくて細かったですが、ちゃんと残ってくれていました。

 

嬉しかったです。

大事に大事に、家に連れて帰りました。

 

 

 

 

火葬場を出る時には、雨も上がり、青空となっていました。

 

きっと娘は、ゆっくりと空に向かって、そして天国に向かっていくんだと思いました。

先に天国にいる、あなたのひいじいちゃんひいばあちゃんに会えますように。

 

 

 

 

 

 

帰りにお寿司を食べました。

ビールも飲みました。

お酒を飲んでしまったら、本当に娘が私の中にいなくなったのを実感するようで少し抵抗を感じましたが、献杯です。

久しぶりのビールはほろ苦くて、ちゃんと美味しかったです。

 

 

 

 

 

 

正直なところ、火葬を終えて、スッキリした気持ちもあります。

 

まだまだ寂しくて悲しくて辛くて、、心の傷は癒えそうにありませんが。

 

妊娠が分かった日から、たくさんたくさん楽しいこととか生まれたら一緒にしたいことを考えて、夫や家族と話していたのが本当に悲しい。

 

 

それでも少しずつ、一歩ずつ、前を向いて歩けたらと思っています。

 

 

 

 

最後に、生きて会うこともできなければ、戸籍にも残らないけれど、私は名前をつけて本当によかったと思っています。

いつか、あなたの名前を大きい声で呼んで会いにいくからね。

 

その時に、胸張って会えるように、今をしっかり生きていこう。