6/3土曜日。
NIPTの検査に行きました。
水曜の検診で赤ちゃんの異常の可能性を告げられて3日後のこと。
検査は少しでも早いほうがいいということで、行ってきました。
病院から事前に検査についての動画を見てくるよう言われていたので、二人で見ました。
検査の同意書を書くのも緊張するほど。
きっと夜は何も食べる気がしないだろうからと、唐揚げ弁当を無理やりお腹に入れて出発です。
いつもの健診時間帯とは違って、私達を含め夫婦で来ている方が3組ほど待合室にいました。
コロナで基本的に診察の付き添いはNGなので、ここにいらっしゃるご夫婦にも何かあったのかなと気になってしまいます。
あれ以降、自分たちの赤ちゃんだけがこんなことになっている、、どうして、、、という想いばかりでしたが、
他にも苦しんでいる人がいるのかな、、と思いました。
もちろん答えはわかりません。
いつも通り番号で呼ばれて、先生から赤ちゃんの状況と検査内容の説明を受けます。
基本的には、前回私に説明してくださった内容と同じです。
図を出して細かい遺伝子の話をされましたが、気持ちの問題もあり完全に理解するのは難しかったです。
夫にエコー写真を見せられていないとお話すると、写真を出してNTについて教えてくださいました。
私の年齢(31歳)とNTの厚さ、そんなのを勘案して出されている数値で染色体異常の確率は20数人に1人と言われた気がします。
(前回より細かい表みたいなのを出して、説明してくださいました。正直その細かい数値に関してはよく分からずでしたが、まだ正常の望みもあるのか!と思ったのを覚えています)
前回は「僕の経験上、7-8割は染色体異常があると思う」と先生にハッキリ言われていたので、、、
動揺する夫と泣き出す私を見て、先生も配慮してくれたのかなーとも後で思いました。
そして先生からは前回は言われませんでしたが、「僕は21トリソミーいわゆるダウン症の可能性を疑っています」とハッキリ言われました。
他のトリソミーだと手足の指の本数に異常があったり、他にも何とか言われました。
娘の指はしっかり5本ずつ見えているとのことでした。
当たり前に思えることですが、このことだけでも嬉しかったです。
異常がない可能性を知りたくて、私達はたくさん質問をしました。
とはいえ、ネットで調べた内容ばかりなので、先生が正しいのはわかっているのですが。
・NTが厚くてもそのうち消えるのではないのですか?
→そういう場合もある。ただ、NTを診ることで異常がわかる時期は決まっていて、この時期にこの厚さがあることが問題なのだと(NTをみる時期は決まっていて、前回の11週のエコーではみえていなかったこと、でも赤ちゃんが小さいので何かおかしいかも、次回しっかりみてもらえるようカルテで引き継がれていたようでした)。来週には小さくなったり消えていることも考えられるが、それは異常がある赤ちゃんでも起こること。もしこの時期に健診で見ていなければ、このまま異常の可能性に気付かなかったかもしれない。
・染色体異常の赤ちゃんは、もっと初期の段階で流産しているのではないですか?だからこの赤ちゃんは大丈夫なのではないですか?
→染色体異常にも色々あって、どの染色体に異常があるかで状況は違う。13,18,21の赤ちゃんは今は生きていることも多い。でもこの先、早ければ最悪来週にでも赤ちゃんの心臓が止まっている場合もある。
・赤ちゃんが小さいとのことですが、赤ちゃんの大きさにはそもそも個人差があるのではないですか?
→もちろんそうです。でも、初期の段階では、大きさにそんなに差が出るものではないから気になっている。標準よりは小さいけど、少しずつ大きくなっているのは確かだから、検査をしてみないと先生にも分からない。
それ以外にも鼻骨についてネットで情報を得ていましたが、私の赤ちゃんの鼻骨は見えていますか?と聞くことはできませんでした。知りたいし気になっていました。鼻骨はしっかり見えています、と言ってもらいたかったですが、聞く勇気が出ませんでした。
今日の話を聞いて、検査を受けること自体をもう一度考えてもいいと言われましたが、
私達はそのまま検査に進みました。
そして、このまま2週間後の結果の日まで気持ちが持たないと思ったので、1週間後に赤ちゃんの状況を一度診てもらえることになりました。
涙が止まらない私に看護師さんがそっとティッシュを差し出し、肩をさすってくださったことが嬉しかったです。
その後の検査は、いつもの健康診断時の採血よりも少ない量の血を採られただけで終わりました。
こんなにも簡単に検査ができてしまうのか、、と有難いような残酷なような。
青空が気持ちいい、夏のような暑い日でした。
だから検査結果も良いものだと信じたい、きっと大丈夫だ!とほんの一瞬思いながら病院を出ました。
結果が分かるまで、どんな気持ちでいるのだろう、、
夫と一緒に先生の話を聞いて、検査を受けたことで、この時は少し前向きになれる気もしました。