今日は祖父の13回忌でした。
お坊さんのお話では、
人は亡くなって御葬式が終わったところで、人生終わりではない。
亡くなった人のことを節目節目でも思い出すことが大事なことだと。
それがある限りその人の人生は終わらない。
1ヶ月前に亡くなった娘のことも、今はそもそも忘れたくても難しいけど、
これからも夫婦で大事に思い出を話していこうねと改めて話しました。
全ての始まりは2023/05/31。
13週3日での妊婦検診でした。
2週間ぶりに赤ちゃんをエコーで見れるのが嬉しくて、
今回はどのくらい大きくなってるかな。
動いてくれるかな。
と楽しみに病院に向かいました。
この日の先生は、妊娠初期の状態を丁寧に診てくださる方だと看護師さんに聞いていました。
(前回の検診で、遠回しにその先生に診てもらうようお勧めされたのも、今思えば今回の件の始まりだったのだと思います)
エコーが始まり、一通り説明しながら赤ちゃんの状態を教えてくれます。
動画を撮りながら、可愛い姿に私も嬉しい気持ちになります。
その時は赤ちゃんが寝ていたようで、
先生が軽くお腹を叩いて赤ちゃんを起こそうとしてくれます。
この時は、"さすが評判通り丁寧な先生だな。起こしてまで赤ちゃんのこと見てくれるんだ〜。"嬉しく思いました。
そこからです。
急に先生のお話の雲行きが怪しくなり、
「赤ちゃんの首の後ろの浮腫みについては聞いたことがありますか?」
「あ、いや、、、聞いたことあるようなないような。」
と答えながら自分でも顔がこわばり、心臓がバクバクし出すのを感じました。
実際、浮腫みについてはほとんど知らなかったです。
出生前診断をしない限り、生まれる前に赤ちゃんの異常の可能性を知ることはないとすら思っていました。
後で説明しますと言われた後、先生は細かく赤ちゃんを診ていきます。
赤ちゃんを横から見たような角度で、
先生
「浮腫みが一番大きいところで4.5mmありますね。
一般的には3.5mmまでが正常とされているので、赤ちゃんになんらかの異常があるかもしれないです。」
私は訳がわからず、頭が真っ白になりました。
突然のお話に混乱し、泣くこともできません。
その後丁寧に説明をしてくださいました。
全然知識がなく、でも気持ちが焦る私は、
「つまりダウン症の可能性があるということですか?」
と聞きましたが、先生からの答えは以下の通り。
・浮腫みが今の大きさだとダウン症含め染色体異常の可能性があること(この浮腫の大きさだと、だいたい30%は染色体異常あり、60%は正常とのこと)
・お腹の中で亡くなってしまう、または生まれても長く生きられない可能性があること(ダウン症なら長く生きられる方も多いから、それでもいいほうと言われました。)
・染色体異常でなくてもその他の疾患がある可能性があること(完全に正常な赤ちゃんが生まれるのは50%の確率)
・浮腫みに加えて、赤ちゃんの大きさが標準より小さい。あとあと大きさに差が出るのは当然だけど、この時期に小さいというのは異常の可能性がある
・もちろん赤ちゃんの運命に任せてもいいけど、赤ちゃんが心配だからNIPTで検査を受けた方がいいということ(検査によって13.18.21トリソミーがわかるということ)
一気にお話してくださいました。
もちろん、私の頭は真っ白です。
最後に私は聞きました。
「確率はまだ高い訳ではないとのことですが、先生がみたところで異常がある可能性が高いと思われますか?」
「僕の経験上、極めて高いと思います。7-8割型そうだと思います。」
今思えばハッキリ言ってくださって有難いとも思いますが、その時は聞かなければよかったと思いました。
その瞬間から私の世界は一気に変わりました。
帰り道も、気づいたらいつもと違う道を歩いていて、
ただただ呆然と歩きました。
早く家に帰りたいような、帰りたくないような。
つい1時間前には予想もしていなかったことが起きているので、あまりの衝撃に他人事かな?夢かな?と思いながら歩きました。
家に帰ってからはソファから一歩も立ち上がれず、飲まず食わずで数時間。。
まだ涙も出てきません。。
続く