この日は、上京の理由の一つ、歌舞伎見物に出かける日でした。夜の部なので二時半には出ないと間に合わないのですが、途中でも長谷川劇団を見ることにしていました。

 

第一部 ミニショー

 

未来   一馬   愁   舞   乱之助

 

 

 

白羽乃愛さん

 

 

 

 

 

京未来若座長

 

 

 

 

 

 

長谷川一馬若座長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛京花総座長

 

 

 

 

 

一馬   乱之助   未来

 

 

 

 

 

 

詩音   未来   乃愛   乱之助   一馬   愁   舞

 

第二部 お芝居

新太郎街道

 

最初に決まっていたお芝居は、七日に葵翔太郎さんのゲストの時にすることになり、変更になりました。

 

一馬   武弥   未来

 

 

孝ノ助   一馬   武弥   未来

 

第三部 舞踊ショー

 

 

詩音   乃愛   一馬   舞   乱之助     

 

 

 

 

 

舞   乱之助   一馬   乃愛   詩音

 

 

長谷川愁さん

 

 

 

 

 

 

愛京花総座長

 

 

 

 

 

 

 

 

長谷川一馬若座長

 

 

 

 

 

 

長谷川舞さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一馬   乱之助   京花   愁   

 

 

 

 

一馬   京花   愁   乱之助

 

 

京詩音さん

 

 

これにてこの日の長谷川劇団観劇は終わりです。

この後、歌舞伎見物へ。片岡仁左衛門、坂東玉三郎の『婦系図(おんなけいず)』を見るのが目的です。『別れろ切れろは芸者の時に言う言葉よ』というせりふで有名です。いかにも古臭い筋立てのお芝居ですが、とても良かった。

 

婦系図で、80才の仁左衛門と74才の玉三郎ですがどう見ても半分の年齢にしか見えませんでした。仁左衛門さんは瘦身で粋で素敵でしたし、玉三郎さんの洒脱な物言いは杉村春子さんや大女優さん達の軽い華やかなセリフ回しを思い出し、梅の花のようにふわふわと咲く花々を連想しました。

話は古臭いですが、歌舞伎は野郎歌舞伎の筈なのに芸者の役に女性の方々が出ているのを見て新しくなってるのだな、と驚きました。

舞台のしつらえがすばらしかったです。建物をつなぐ渡り廊下が空中に設置されているらしいのですが忠実に再現されているし、梅の花がきれいに咲いている。端の建物では洒脱な謡が朗々と聞こえて来ていて伴奏がきれいに奏でられ陶然としました。

初めて前の方で花道横の席に座りました。いつもの観劇では三階奥や二階席なのですが一生に一度、と奮発しました。それが良かったです。花道にあるすっぽんと呼ばれるせり上がり前でしたので、お二人のやり取りが目の前でありましたし、婦系図の後の『源氏物語』では玉三郎の六条御息所がすっぽんから下がって行きました。

お着物を着たお客さんもおられました。そのお着物もモダンな着物を粋に着ていらっしゃるのを見て文化の端々を感じました。